SCSIsanさん こんばんは
本来のモノクロ写真は、私は「墨絵の世界」と称しています。「墨絵」とは、本来硯で擦った各種濃度の黒色を使って後は用紙と筆との圧力等で色々な黒の色を描いて絵を作る方法です。ですから「墨絵」の場合は、絵上に色々な黒が存在する事が解かります。したがってデジタルプリントの世界で色々な「黒」を表現する為には、単に「黒インク」の濃度だけではなくて、たとえば「黒インク」に「シアンインク」を混ぜた若干青光りした黒を使う場合もあるでしょうし、「マジェンタインク」を混ぜた赤光した黒を使う場合もあるでしょう。と言う意味で、モノクロ写真と言ってもカラー印刷する事になります。
以上の事を考えると色々な「黒」を作りだすために、「黒インク」に色々な色を混ぜる事なります。したがって#1さんが教えていただけた「PIXUS Pro9500 Mark II」みたいに「黒インク」以外の各種色が多いインクを使える機種の方が、より優れたモノクロ写真の印刷が出来る事になります。
後は上記の理由で色々作られた「黒」をより表現し易い「モノクロ専用写真用紙」が富士や三菱月光等から発売されていますから、そう言うモノクロ写真に特化した用紙を使うと良いでしょう。
以上何かの参考になれば幸いです。