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80’s(エイティーズ)はなぜ90年代になって急に元気がなくなったというか廃れてしまったのでしょうか?
80’s(エイティーズ)はなぜ90年代になって急に元気がなくなったというか廃れてしまったのでしょうか? 80年代に生まれた曲だからエイティーズだと言われればそれまでですが、あれほど、いい曲が次から次へと 誕生していたのに、90年代になって、急にパッタリと出なくなってしまい、とても不思議です。 考えられる理由として、ロックの衰退、レコードからCDへのメディアの普及が急激に増えたことによる レコードを発表するという感覚が安っぽくなってしまったこと などが考えられるのですが、他にも理由は考えられるでしょうか?
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反動だと思いますね。流行というのはあるピークまで達すると、その逆の潮流が生まれ、それへ向かって突き進んでいくものだと思います。 90年代のチャート・・特にUKシングル・アルバムチャートに注目してお考え頂ければ。 到底大衆的とは言えない様なアンビエント音楽あり、近未来的なエレクトリックなサウンドあり、同時期の米hip-hopの流れから来るスクラップアート的なクラブミュージックあり、かと思えばやたらお気楽なダンスミュージックあり、若手による伝統的な形式のロックあり、従来の型にはまらない新生バンドあり、原始的とも言える程簡素なポップあり、やたらオシャレな音楽をするアイドルあり・・・大衆・アングラときっちり分けられるのではなく、様々な音楽が同じ「大衆音楽」という土俵で注目されていた、それが90年代UKチャートです。まさしく「音楽のるつぼ」です。 (日本人にも受けの良い様な)ポップで解り易いメロディーの音楽が市場の中心だった80年代から一転、もっと踏み込んだ、多様性や独創性・新しい表現への追求に、リスナーの興味の対象が移ったのではないかと思います。歌の無い(インストゥルメンタル)が当たり前の様に上位チャートインしていたのも、この頃のUKチャートの特徴の1つですね。あるいは誠に抽象的ながら、世紀末によく見られる一種の気風だったのかもしれませんが・・。 そのスタンス(80年代ポップスへの反動)は、人気者・一発屋問わずhip-hop・R&B等のアンチメロディアスな黒人音楽が大半を占めていた90年代の米国チャートにも、少なからず表れている様に思えますね。今「90年代の米国の音楽と言えば?」と聞かれれば、hip-hop・R&Bはあれこれ出てくるものの、それ以外だと特に人気のあった数件のロック・ポップアーティストくらいしか即座には答えられない程です。 で、その反動がまたミレニアム越えて訪れている・・・。米国では、90年代あれだけ賑わせていたラップ音楽は明らかにチャート上の絶対数が減り、歌モノに転換する人気hip-hopプロデューサーも出てくる程です。そしてポップパンク(メロコア)等の、極めて単純明快なメロディを持ったティーン向けのバンドや、MileyやKatyの様な昔ながらのタイプのアイドルのやる解り易い音楽が賑わせていますね。近年の流行のサイクルの早さを感じざるを得ません・・。
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- gldfish
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余談ですが、自分にはGreendayは当初から新しい音楽ってイメージは無いんですよね。'90以降UKの流れを見ていた者からすると、当初はなんとも古臭く保守的な音楽に映ったのが正直なところですね。勿論、Greendayは'90年代から売れていたバンドの1つである事は確かですが、あまり'90の顔という印象は無いです。'90の米国に限ると、スマパンやFoo Fightersなんかの方がよほど目立っていましたし、なにより、'90年代を語るならRadioheadとかAlanisとかもっと「いかにもそれ」なバンドはいますからね。どちらかというとGreendayは、「'00年越えた今の米国のパンクポップブームへの橋渡しをしたバンド」という印象の方が強いというのもあるのかもしれません。
ちょっと書き足し。 60年代、70年代は 娯楽の中心が映画・音楽にあったと思うのです。 ですから派手にプロモーションしなくても 人々はレコードを買ってくれたと思うのです。 そして、音楽も誰もやっていないような事が たくさん出来た時代なので、人々に強烈な印象を与えることが 出来たと思います。その印象は現在でも色褪せていないものが 多いのでしょう。 80年代は娯楽が 映画や音楽の他にも、ゲーム・車・スポーツ…いろいろと 選択肢が出てきたわけで、 宣伝しないと人々は気がついてくれないところが出てきたと 思うのです。音楽も70年代でいろいろ出てきちゃったから 80年代で人と違うことやろうっていったら難しいし 電子楽器ひっぱりだして音作るか、激しさで印象付けるか。 プロモーションで印象付けるといった考え方が まだまだ浸透していなかったように思えます。 90年代はプロモーションに力を入れ (MUSIC VIDEOやフェスティバル) 視覚に訴え、印象付ける事が主流になってきます。 80年代に活躍したアーティストでも プロモーションに力入れている方々は 今も人気があると思いますよ。
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80年代、90年代をもろ経験した者の ひとつの意見(感想?)として聞いてください。 一般論ではありません。とんちんかんな意見だと 思ったらスルーしてくださいね。 80年代の曲ってどこか実験的要素の強い曲が 多かった気がします。私がニューウェイブ系の曲が好きだった せいもあるとは思いますが、テクノ・ハウスとハードロックの 中間みたいな曲が売れてたと思うのです。(ポップスというのか?) それか、もろヘヴィメタル。 こんな感じ。 HEAVEN 17 - Let Me Go Van Halen - Hot For Teacher 90年代に入ると、80年代の要素が枝分かれして いろんなジャンルが誕生しました。 グランジ、オルタナ、シューゲイザー、 エモーショナル、ハウス、テクノ、パワーポップ、メロコア… で、私は80年代から90年代へバトンタッチされた 重要なアーチスト?バンド?がニルヴァーナだと思っています。 ニルヴァーナが80年代を払拭してしまったと 言っても過言ではないかも。90年代初頭は どのバンドの曲を聴いてもニルヴァーナにしか聴こえなくて どうしよう、と思った記憶があります。 nirvana - smells like teen spirit それからニルヴァーナはファッションでも革命を起こしたと 思っています。太いボーダー柄の半そでTに白のロンTを 重ね着してラフな格好で歌う姿は、なんとなく新鮮でした。 MTV Unpluggedではもこもこしたカーディガンで登場。 近所のかっこいい兄ちゃんが実は魔法使いだった…みたいな 印象を持ちました。いわゆるグランジファッションですが。 それからGREENDAYの登場も新鮮でした。 キッズロックみたいな音楽って80年代にはあまりなかったから。 あとはBECKの登場も新鮮でした。 パンク、ノイズ、オルタナ、すべての要素を兼ね備えた (でも、歌はあまりうまくないですよね?) ヘタクソラップ(BECK本人はヘタクソラップな自分をルーザー ”負け犬”と称している) ただ、ニルヴァーナもグリーンディも 80年代、70年代の要素は入ってると思うのです。 話がそれましたが、質問者様の ”ロックの衰退、レコードからCDへのメディアの普及が急激に増えたことによるレコードを発表するという感覚が安っぽくなってしまったこと などが考えられるのですが” 世界的に見れば、こちらのご意見も一理あるかと思いますが 日本だけの視野でしか申し上げられないのですが、 私が思うにフェスティバルやMUSIC VIDEOといった プロモーション力が80年代よりも90年代以降のほうが 勝っていると思うのです。80年代にサマソニやフジロックみたいな フェスなかったし。意を決して武道館に行くしかなかった。 あとはファッション。80年代は革ジャン、革パン 90年代は綿のロンTってイメージがあります。庶民が買いやすいのは どっちでしょうか? 80年代は確かに廃れた感はあると思いますが 90年代軍団に要素を吸い取られちゃって霞んでしまった 印象も否めませんよね。 以上、かなりの自分寄り意見です。 きっと、私よりも良質な意見が出るはずです!!!!
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