H264+AACのMP4ファイルをDVDFlickでオーサリングしたのですが、出来上がったVIDEO_TSを確認すると動画のラスト数分だけ無音になっていました。アニメ動画なのですが、OP-本編-ED-おまけ-次回予告という流れのうち、EDまでは音ずれもなく正常なのに、おまけ以降が無音になっているのです。どうしたら改善できるでしょうか。
DVDFlickのバージョンは1.3.0.4 build726、動画のコーデックは以下の通りです(MMname2で調べました)
映像:H.264/AVC (FourCC:avc1)(24bit、23.98fps)
音声:MPEG4Audio(FormatTag/Code:mp4a)(16bit、48KHz、5.1Ch、VBR)(その他情報:HE-AAC)(詳細:AAC LC)
なお、元動画には音ずれはありません。
また、オーサリング時に作成されるログファイルを確認したところ、ffmpeg_audio_title0_track0_source0系の音声エンコログに以下のようなエラー構文が多数見られました。
[aac @ 0x1237a20]Transition from an ONLY_LONG or LONG_STOP to an EIGHT_SHORT sequence detected. If you heard an audible artifact, please submit the sample to the FFmpeg developers.
他のログにはエラー構文は見られません。
これまで試した対処法ですが、
1.映像と音声を分離して別々に取り込んでみる
Yambで音声(AAC形式)を分離し取り込んだところ、元動画が25分なのに対し何故か26分と認識され、DVD作成してもオーディオエンコ中にエラーを吐きました(MMname2では25分と認識されるにも関わらずです。メディアプレイヤーなどでも26分と認識されてしまいます)
2.他形式へのエンコード
MediaCoderやSuperCなどを使い、映像と音声の分離・エンコード・結合を行いましたが、満足のいく結果は得られませんでした(音声が認識されない・エラーを吐く・音ずれする等)
3.他のオーサリングソフトの利用
VSO DivxToDVD・VideoDVDMakerFREE・DVDforgerといった、H264+AACのMP4ファイルを扱えるフリーソフトは全て試しましたが、全て失敗しています。
おそらくFFmpegか音声ファイル(5.1chなのが問題?)のどちらかに問題があるのだろうと思うのですが、対処方法については見当が付きません。
対処に心当たりがある方がおられましたら、どうかアドバイスをお願いいたします。
補足
W-kurohige様 こんにちは。何度も調べて頂きありがとうございます。No.3及び4のアドバイスを受け、チャンネルオーダーの修正を行ってみました。 W-kurohige様の仰る通り、No.3の方法だけでは残念ながらチャンネル修正はできませんでした。 そこでNo.4でのアドバイスと、検索で見つけたこちらのサイト http://kilinbox.net/index.php?diary=20070701 を参考にAAC→AC3の変換を行ったところ、無事にチャンネルオーダーの修正ができました。 DVDFlick(ver.1.3.0.4)でも無事に認識され、音ずれも無音もないVIDEO_TSを作成することができました! 具体的な処理工程ですが、No.4の最後でW-kurohige様が仰っていた >元動画からAAC分離または抽出 → WAVEに変換 → AC3に変換 → 消えずに残っていたm2vとMUX処理 の通りでした。 参考までに、私が行った工程を記しておきます。 (1) 「Yamb」で元動画から音声(AACファイル)を抽出 (2) 「aacDECdrop」でAAC→WAVEに変換 (3-1) 「BeLight」で5.1ChのWAVE→各ChのWAVE×6を出力 (3-2) 同ソフトで各Chアサインを手動修正し、多重化ファイル作成 (3-3) 同ソフトで多重化ファイルを読み込み、AC3を出力 (4) 映像と音声をMUX処理 (3)についての詳細は、上記サイトをご参照下さい。 何はともあれ、これでやっと満足のいくオーサリングができます! ここまで諦めずに手を尽くしてきた甲斐がありました。W-kurohige様、この2週間近くずっとアドバイスをして下さり本当にありがとうございました。多くの対処方法を提示して頂いて、とても勉強になりました。後ほど改めてお礼コメントを記させて頂きますね。 表題の問題はクリアできましたので、あと数日でこの質問は締め切ろうと思います。 その前に、あと一つだけ質問させて下さい。 今回、映像と音声の分離→変換処理→MUXという工程をとりましたが、最後のMUX処理は絶対に行うべきなのでしょうか? というのも、実は今回DVDFlickでテストする際、上記工程(4)のMUXを行わずにそれぞれ独立で取り込んでみたのですが、それでも音ずれもエラーもなく無事オーサリングに成功したのです(上記(4)で利用ソフトを記していないのはそのためです) DVDFlickに限らず、多くのオーサリングソフトでは映像・音声を独立で取り込むことができますし、そもそもオーサリング前のエンコードは映像・音声それぞれ別々に行われています。ならばわざわざMUX処理する必要はないのではないか、と思ったのです。 けれど、W-kurohige様のアドバイスをはじめ、参考にしたサイトの書き込み内容にも最後に「MUX処理」と記されているので……どうするべきなのか少々悩んでいます。 MUX処理は絶対行うべきなのでしょうか、それとも別に行わなくとも問題ないのでしょうか? 本筋から横道にそれた質問なので、無理にお答え頂かなくても構いません。もしお時間がございましたらご回答をお願いいたします。