サックス、いいですね。まず、いい音の定義が不明なので難しいですが、音色を左右する部分で大きな要素は、リードと奏法です。
楽器による変化もありますが、初心者の場合は、リードと奏法の研究をするべきです。
音を出すときに、音程を定めるためには適度に口と息で調節をするわけですが、そのバランスで音色が変わります。
弱い息で吹いたときに音程が下がります。それを補正するために唇をしめたり、歯で噛んだりすると音程は一応正しくなります。しかし、音色は悪くなります。響かないこもった感じになります。楽器が十分に響くようにたっぷりと息を入れることがまず大切です。
十分な息が入っているとするならば、リードが薄いためにだらしない音になっていることも考えられます。リードが薄いと音の出だしや終わりで音程が定まりにくいので、音程面からも聞くに堪えない音になってしまいがちです。薄いリードは表現の幅があり楽しいものですが、繊細なコントロールが必要です。JAVAはジャズでよく用いられるリードで音が出やすいですが、口の力が弱い場合は下品な音になりやすいかもしれません。クラシック系のしっとりとした音を求めるのでしたら、柔らかすぎないリードと安定したアンブシュアが必須です。
いずれにせよ上手い人に指導してもらうと、リードや奏法の修正ができると思います。楽器だけでは解決しない根本原因があるのではないかと思います。
ちなみに、安い楽器でも高品質のものもあります。「シャトー」というメーカーの楽器を吹いたことがありますが、驚愕の高性能と低価格でした。ヤマハのプロモデルやヤナギサワのシルバーソニックを吹いてきましたが、買い換えようかと思いました。マルカートは吹いたことがないのでどういう楽器か分かりませんが、安くてもいい楽器はあります。
お礼
専門的な見地からのご回答、ありがとうございます。 「いい音」の定義は自分でもできませんが、今の自分の音はとても「がさつ」なものです。(感覚を文字で伝えるのは難しいですが) スタジオを借りて練習をしていますが、テナーは音が大きいので、それでも隣で練習している人とか、そういう人に迷惑で、また、恥ずかしくて、どうしようかと思っていたところです。 さて。「口の力」は弱くなっているはずです。 5年前にサックスを始めて、2年くらいブランクがありますから。 (5年前は、学生さんほどではありませんが、結構練習したつもりです) それで2半のリードなので、もしかすると自分の音は下品なものになっているのかもしれません。 本当は上手な人に指導してもらえると一番良いのですが、教室に通うゆとりがないので当面は実現しなさそうです。 口の筋肉を鍛える方法もあるということなので、それとか他のリードも試してみたいと思います。