どんなギターが最適か、は人それぞれなので議論しても答えが出る話ではないのですが、レスポールというギターはもともとジャズギターとして開発されているため、高音がすっきり整理されたまろやかな音色が特徴です。悪く言えば高域のこもった抜けのよくないサウンドです、でもこれはレスポールの特徴であって短所ではありません。
また構造的に重い個体が多いのも事実です。実際webで色々なモデルを見ても4kgはザラで4.5kg前後の物も多く見かけます。
ただ、強度について問題がある、というのは誤解・偏見の類だと思って間違いないです。どんなギターでもひっくり返せばネックは折れます。特にマホネックのギターはエレキでもアコギでも転倒は最も避けたいトラブルです。特にレスポールだけが弱いと言うことはあり得ません。常識的に考えても、楽器として問題があるほど強度不足ならばこれほど定番ギターとして普及もしていませんし、またギブソンも改良するはずです。
ネックの太さも細ければよいと言うものではなく、個人の好みの範疇ですから、実機に触れて判断するしかないと思います。
さて、私が今まで見たレスポールではClassVというモデルがとても軽くて音抜けが良かったです。これはマホバックを空洞化して軽量化と響きの良さを得るという一石二鳥のアイデアで、入門クラスのスタジオ・プラスでも採用されていました。ClassVのPUには57classicが搭載されていますが、これをバーストバッカーIIあたりに換装するとさらに現代的なギターになると思います。ただ難点は価格が結構高いと言うことです。