アメリカ本土(48州)とアラスカ州のことを指していると思われます。
この間の陸路での移動では、カナダを横切りますので、もちろんパスポートが必要です。
もし、カナダで何も「購入したり」「渡したり」「受け取ったり」しないと物理的に保証できれば、パスポートなしの入出国もできる特例が設けられるかもしれませんが、現実には無理です。一旦カナダに入国すれば、その目的(アメリカ内の移動)に関らず、一般の旅行者と同じ行動が取れる以上、特別扱いをする筈が有りません。
しかし、この事例にも関らず国境付近の移動については、特例を設けているところが多々有ります。
・[国境近辺の住人への配慮]
国境に近接しているに対して、身分証明書や特別許可証を配布して短期間(通常は当日中)での行き来を可能とする措置。国境が恣意的に決められたり国境そのものを厳密に決める意味のない途上国間では、経済的な理由により、かなり一般的に行われています。
・[短期間のビザ発行]
国境に隣接する地域(通常は一番近い町まで)のみの訪問を可能とする特別ビザの発行が、先進国の一部の地域で行われています。例えば、アメリカ--->メキシコ国境や香港--->深セン(サンズイに川)(香港返還以前で現在は知らない)など。
また、パスポートや身分証明書を出入国事務所に預けるだけでビザの発給を行わない地点(大半は国境警備の賄賂と化しているだけ)もあります。
・[入出国ポイントの移動]
便宜とは別ですが、入出国処理を行う場所を本来の国境とは違うところで行う場合があります。例えば、シンガポールからマレーシアに鉄道で入国するは、国境とは遠く離れたシンガポール駅の出札直後でホームに入る前に行っていました。これはシンガポール国内に1つしか駅が無かったための措置でしたが、現在はMRTの開通に合わせて国境付近に移動しています。
以上。