簡単に説明しますと、2枚の円盤板の片方にスプールが直結、もう片方の円盤板にハンドルが直結されていて、
その2枚を”圧着”させるとスプールもハンドルも一緒に動く。
そして、その圧着の”加減”を変化させるのが、いわゆるスタードラグ(星型のドラグ調整ノブ)です。
これにより、フルロック状態ではない(2枚の円盤板が圧着してても滑る)のでスプールのラインが魚の引きによって、ヌルヌルと出て行くのです(これがドラグの役目)。
それで、先ほどの”2枚の円盤板”が、それぞれカーボン製の円盤で、もう片方が鉄製の円盤だったり、片方がフェルトだったりして摩擦の加減(ドラグの味付け)をメーカーごとや機種ごとに変えたりしています。
余談ですが、常にフルロック状態のベイトリール(ドラグがないリール)は、”ダイレクトリール”といい、スプールとハンドルが常に直結しており、常にスプールとハンドルが同時に回ります。
ですので、ルアーや仕掛けなどを投げる時には、ハンドルも回るので、魚を掛けたら、自分でドラグの代わりにハンドルを逆回転させたりして、ラインの出し入れをします。
尚、このダイレクトリールは、全てのベイトリールの元祖にあたります。
因みに、ダイレクトリールは遠心ブレーキやマグネットブレーキなどは無く、あってもメカニカルブレーキのみですので、投げるには(サミングを心がけ)コツが要りますが、これに慣れると現在発売されている、どんなベイトリールでも簡単に投げれる様になりますよ。
勿論スキップも思いのままです。
ただ、現在は生産されていませんが…。