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ドラグの構造について
昨日、ベイトリールを分解したのですが、ドラグがどうなっているのか分かりました。 しかし、どうしてドラグを緩めたり閉めたりして、糸がでるのかまでは分かりませんでした。 ドラグってどうなってるんですか? (上からまわすやつ、バネ、四角いブロック、ワッシャー?大1個、ワッシャー小2個でした) これでどうしてスプールが動くのか教えて下さい。 補足 ワッシャー?は上がプラスティック?樹脂?で下の2個が金属でした
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- constantan
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簡単に説明しますと、2枚の円盤板の片方にスプールが直結、もう片方の円盤板にハンドルが直結されていて、 その2枚を”圧着”させるとスプールもハンドルも一緒に動く。 そして、その圧着の”加減”を変化させるのが、いわゆるスタードラグ(星型のドラグ調整ノブ)です。 これにより、フルロック状態ではない(2枚の円盤板が圧着してても滑る)のでスプールのラインが魚の引きによって、ヌルヌルと出て行くのです(これがドラグの役目)。 それで、先ほどの”2枚の円盤板”が、それぞれカーボン製の円盤で、もう片方が鉄製の円盤だったり、片方がフェルトだったりして摩擦の加減(ドラグの味付け)をメーカーごとや機種ごとに変えたりしています。 余談ですが、常にフルロック状態のベイトリール(ドラグがないリール)は、”ダイレクトリール”といい、スプールとハンドルが常に直結しており、常にスプールとハンドルが同時に回ります。 ですので、ルアーや仕掛けなどを投げる時には、ハンドルも回るので、魚を掛けたら、自分でドラグの代わりにハンドルを逆回転させたりして、ラインの出し入れをします。 尚、このダイレクトリールは、全てのベイトリールの元祖にあたります。 因みに、ダイレクトリールは遠心ブレーキやマグネットブレーキなどは無く、あってもメカニカルブレーキのみですので、投げるには(サミングを心がけ)コツが要りますが、これに慣れると現在発売されている、どんなベイトリールでも簡単に投げれる様になりますよ。 勿論スキップも思いのままです。 ただ、現在は生産されていませんが…。
- gsbaka1150
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釣り好きの現役整備士です。 リールのドラグとは車で言う所の「クラッチ」に当たります。ハンドルをエンジン、スプールをタイヤとすれば判り易いと思いますが、エンジンであるハンドルを廻した場合、ドラグを目一杯締めてある状態は「クラッチが繋がっている」状態ですので、ハンドルを廻した際に廻らねばならない方向へしかスプールは廻らない、つまり滑って糸が出て行くという事は有りません。 ドラグを緩めるという事はすなわち「半クラッチ」、強ければハンドルに連動しますし弱ければハンドルを幾ら廻しても滑ってスプールは廻りません。 構造としては樹脂と金属のワッシャの摩擦力を利用してクラッチ作用させています。組む順番を間違えると能力が低下しますのでご注意を。