ボビンケースがあるということは垂直釜ですね。
ボビンケースに「つの」がでていてここの穴に下糸を通すタイプでしたら
垂直半回転釜ですね
このミシンの場合はボビン周りの部品は左右にレバーがあり、これを外側に開くと馬蹄形の金具と、釜(正しくはフック)が外れますのでこの周囲の糸くずを清掃してください
釜は丸い形で中心にボビンケースの穴に入る軸があります
この軸に糸くずが巻きついているとボビンが正しい位置に固定できずに、針がボビンケースにぶつかります(針折れ、曲がりの原因)
(ボビンケースに針が当たったような傷がないか確認してください)
釜の外周の切れ目がするどくとがっています(剣先といいます)ここが縫製の大切な役割をしますので傷や欠けがないか確認してください
タイミングがずれると釜に針がぶつかりますので、釜の外周に針が当たったような傷がないか確認してください
家庭用の垂直半回転釜の場合、タイミングは固定式のため、ずれはほとんどありません
ボビンケースに「つの」がないミシン
これは垂直全回転釜ですね
このミシンの場合、外釜が回転して内釜は回転しません
内釜は上部(時計でいうところの12時ちょうどの位置)にストッパがあり、内釜の「コの字」型の切り込みに入っているために回転しません
ここに糸が食い込んだりしますと、ストッパを乗り越えて内釜が回転してしまいます。
内釜には針が上下するときの「逃げ」がありますから、内釜が回転してしまうと「逃げ」以外の位置に針がくると針とぶつかってしまいます
この場合は「コの字」の切れ込みにストッパをかみ合わせるだけでなおります
もし、ストッパを外してしまった場合、(ねじ1本で取り付けてあります)切れ込みとストッパは、ガタガタになるくらい余裕をもたせて取り付けてください
ここを上糸が通りますので、あまりきつくなるようにとりつけると糸切れが発生します
同じく、ボビンが「パチン」ときっちり取り付くか、ボビンに傷がないか、釜周りの糸くずの清掃などを行います
全回転釜の場合は、釜のタイミングがずれる可能性はありますが、糸の食い込みなどで大きな力が加わった場合は、プーリーがスリップしますのでタイミングずれで縫製不可能になることは少ないと考えます(それほどモーターの力もないので)
工業用ミシンの場合は車が急ブレーキをかけたような「ギャーッ」というすさまじい音がします(この場合は調整のやり直しとなることが多いですね)
修理を依頼される場合はmatubokkuriさんご指摘のようにチラシなどでハデに宣伝している販社は買い替え促進で粘られてしまうことがあるようですね
「壊れたミシンをあなたが当時購入した金額で下取りします」(せいぜい2~3万円)
といって30万円のミシンを売りつけるような商法です
修理を依頼されるのは仕立て屋さんなどと取引のある専門のミシン店に持ち込むのがいいと思います
お礼
お礼が遅くなりすみません。詳しく書いていただき有難うございました。 結局、買ったところに連絡して修理してもらおうとしましたが、ミシン自体 安いものでしたので治らないといわれました。高い物を薦められましたが、断りました。これから又考えようと思っております。有難うございました。