こんにちは。
今度の旅行で13ヶ国目になります。ベテランさんから見ればまだまだ序の口ですが。
シルクロードです!最近インドにも行きとても感動しました。インドがNo.1かなと思ったのですが、それでもやはり私のNo.1は天山南路(シルクロード横断)で決まりでした。スタートは楼蘭の美女の眠っていた博物館のある街ウルムチ。楼蘭の美女は今にも目覚めそうなくらいリアルでした。ゴールはカシュガルです。異国情緒タップリでコーランが流れ、とても活気のある街でしたが、最近ではテロのあった事で有名になってしまいました。途中で立ち寄るウイグルの町はとても穏やかで人々の笑顔が優しく、覚えたての現地語で挨拶をしてみると、気軽に挨拶を返してくれ平和そのものでした。小路に青々とした並木の街路樹。そこをロバが引いた馬車が走っていました。この辺りの街は今やテロが続発しているようです。
バスで移動する旅だったのですが、スタート地点であのシルークロードのテーマがバスの中に流れてきた時は感動しました。新しい方のテーマじゃなくて古い方のです。しばらくそれを聞きながらバスはのんびりと一本道を走ります。このテーマ曲にあまりにもマッチした、あまりにも現代離れした不思議な光景でした。草のチョボチョボ生える砂漠あり、火炎山と言う赤い山あり、塩田あり、美しい湖に写る雪山あり。大地は何も無いからこそ美しいのだと初めて感じました。無いのはトイレと人っ子と言う道でした。トイレ休憩は勿論青空トイレで皆仲良くです。
山道で羊飼いに出会い羊待ちをしました(羊優先でバスは待ちます)湧き水の川を皆で気を付けて渡りました。途中の高地で少数民族の子供達が私達に興味を持って近づいて来ました。綺麗な夕日をバックにラクダが湧いた塩をなめに来る姿に夢中でシャッターを切りました。砂漠の朽ちた寺院の跡に立ち人の世の儚さを思いました。ウイグルの踊り子さんと一緒にクルクル周って踊りました。あまり観光客の立ち入らない仏教遺跡にもロバ馬車で小さな川を渡り行き、同行の現役の僧侶の方がお経をあげました。お二人は宗派は違えどその時の読経の見事なまでのハモリは素晴らしかった。葬式坊主の読経と違い心に響くものがありました。最後のカシュガルではイタリアからバイクで来たと言う、日に焼けた屈強なお兄さん達と出会いました。まさに東西の合流シルクロード。
その土地が気に入る大きな要素はその土地の人柄だと思います。ウイグルの人達は温かく陽気で優しい人ばかりでした。治安の悪化もありますが、私はもうここに行きたいとは思いません。あの時の思い出はあの時のままにしておきたいからです。思い出は美化されていますが、過酷な旅であったのは確かです。旅に同じ旅はありません。例え同じ行程を行ったとしても、あの時ほどの感動は味わえないと思います。
現在旅行出来ない所は参考にはならないかもしれませんが、ずっと未来に、もし平和な世の中があれば是非にと思う場所です。その頃はきっと街は様変わりしているのだろうな~。
お礼
シルクロードは いつか行ってみたいと思っている場所です。 現地の人柄はとても重要ですよね 幸せな気分になれますね 素敵なお話ありがとうございました。 いつか行けたらいいなと思います