『キミキス pure rouge』みたいなアニメ……をこのように解釈しました。
(1)登場人物が限りなく等身大の中高生。実際、二見さんが異常にエキセントリックなのと、祇条さんがとんでもないお嬢様なのを除けば、「どこにでもいる少年少女」ですよね。
(2)超自然現象皆無。非現実的な展開もほとんど無し (二見さんの味オンチくらい?)。→リアルな恋愛模様。
(3)一応萌えアニメ的スタイルを作りながら、必ずしもそれを武器にしていない。
けっこうないんですよ、これが。
私が『恋愛アニメのバイブル』みたいに愛している『ママレード・ボーイ』でさえ、スポンサーがらみの無用なアイテムがわざとらしく出てきたり、けっこうドラマチックな展開があったりで、等身大とはいいづらい。
最近の作品だと『true tears』くらいしか思い当たりません。
こちらは『キミキス』以上に“読み込む力”が必要な作品だと思います。地味だけど、じっくり観るに堪える作品ではあります。ま、私の場合、登場キャラに感情移入して感動するには、少々年をとりすぎちゃってますが(笑)。
あとは……『ef - a tale of memories』ってどうだったんでしょう。私は未見ですが、観た方の評判はいいみたいですね。