ライセンスというのはそのOSをどれだけのPCにインストールして使用してよいかの許可なので
同一のOSのCD-ROMから複数のパソコンにインストールをして、それぞれを別のプロダクトキーで登録すれば
これはライセンス違反にはなりません。(もちろんプロダクトキーが正規のものである場合)
Microsoftは業務用途や研究開発者向けにOSのライセンスのみの販売も行っていて
気軽ではないですが、個人であっても購入できるようになっています。
同じ種類のOSを複数のPCに入れて使う人には中身の同じ邪魔なCD-ROMが増えなくてよい場合があります。
業務用途の場合もCDにライセンスがあると数が多い場合管理が大変なのでキーだけの発行のが便利だったりします。
ということで、プロダクトキーだけの売買に意味がないことはない というのは理解してください。
その上で。
オークションなどで売られている民生用のXP HomeやXP Proなどのプロダクトキーは
ほとんどがマイクロソフトの認可を受けたものでなく、廃棄処分になったPCなどからシールを剥がしてきて
本来処分されなければいけないものを横流しして販売されているものです。
これらのプロダクトキーは元のPCにインストールされた時にだけライセンスが許可される
OEM版(DSP版)と呼ばれる部類のプロダクトキーで、別のPCで使用すれば当然ライセンス違反、不正行為になります。
つまりプロダクトキーの売買が問題ではなく、扱われているプロダクトキーが不正なものだから問題なのです。
もっと強固に取り締まるべきものではありますが、オークションサイドも甘いですし
マイクロソフト側もなかなか取り締まれないのが実状でしょう。
もちろんそれらの売買、使用が判明すれば犯罪ですから逮捕も充分ありえます。
このようなものには絶対手を出さない倫理観と知識が必要です。
また当然ながら同一のプロダクトキーで複数のPCにOSをインストールするのはライセンス違反です。