グルジア合唱。
ストラビンスキーをうならせ、「グルジア音楽こそが、世界一だ」とまで言わせたものです。ユネスコの無形文化遺産に指定されているほか、グルジアのPOPSにも影響を与えております。私自身、合唱の経験がある者ですが、グルジア語につき意味は全く分からなくとも、ストラビンスキーをはじめとするロシア人音楽家に衝撃を与えたというのも、よく分かります。
和声理論が通常のものとは違うので、和音と不協和音が交互に登場することによりリズムを作っているように聞こえること、ノン・ビブラートであること、男1人と女2人などという、いかにもハモらせるのが難しそうな歌でも何事もなかったかのようにハモらせてしまうこと、男声3人バンドの時は、トップではなく中間の人が主旋律であることなど、かなり個性の強い音楽です。この音楽が現代まで生き残っているのは、かろうじてオスマントルコの領土の範囲外だったからでしょう。
いままで20カ国くらいを旅行してきましたが、グルジアは、文化水準が異様に高い国として、鮮烈に記憶に残っています。
お礼
回答ありがとうございます! グルジア合唱、初めて聞きました(言葉)。 旅をしてこういった出会いがあるって羨ましいですね。 こういった情報、とても嬉しいです。 注目してみます!