予算にもよります。
方法としては何通りもありますが、基本的には (1) 内蔵音源(サウンドカード)に比べていかに高音質で出力させるか、 (2) どのようなアンプ、スピーカーを使うか、の2点を軸に考えることになります。
(1) に関しては、 (a) 高音質なPCIサウンドカードを導入する、 (b) USBオーディオインターフェイス(以下 I/F )を導入する、 (c) FireWire (IEEE1394) オーディオI/Fを導入する、 (d) パソコンのデジタル出力を利用する、等が考えられます。
(a) は、もちろん、デスクトップ型限定です。1万円程度から、プロ向けの数10万円クラスまで様々です。 (b) も、安いものは数1,000円から、上はプロ向けの10万円以上のものまであります。USB接続なので汎用性が高く、小型のものは電源も不要です。 (c) は、一般的に (b) より高価になる傾向があり、下が数万円からになります。6ピンの端子があればかなり大電力を供給できますが、チップの相性問題が出やすいように見受けられます。 (d) は、可能であればいちばん手軽でしょう。この場合、デジタル入力付きのスピーカーまたはデジタル入力付きの家庭用オーディオアンプと組み合わせることになります。
(2) に関しては、 (い) 家庭用のオーディオアンプとスピーカーに繋ぐ、 (ろ) アンプ内蔵スピーカー(アクティブスピーカー)を使う、の2種類が考えられます。
(い) については、小型のデスクトップ向け製品であれば2万円~3万円程度から、上は高級乗用車、果ては土地付き住宅クラスまで、いくらでもあります。 (ろ) については、アナログ入力専用かデジタル入力付きかの選択肢があります。どちらがベターとは言えません。D/A変換回路の質、ケーブルの質や引き回しの長さなど、様々な要因で変わり得ます。価格的には、下は数1,000円の「パソコン、ポータブル機器向け」から、DTMなどで使う数万~10数万円クラス、放送局やレコーディングスタジオ向けの数10万円以上のクラスまで、様々です。数1,000円のものだと付属品と大差ないか、むしろ酷いくらいのものもあり得ますが、数万円のものだとそれなりに高音質です。それを超えると、基本的に「あら探し」用に使うものになるので、むしろ音源(MP3やAACであること)の質の悪さが耳に付くようになるでしょう。
個人的には、汎用性が高く、パソコンを買い替えても使い続けられて、音質的にも悪くなく、音源がMP3やAACであることとのバランスを考えて、 (b) + (ろ) = 3万円くらいが妥当ではないかと思います。具体的には、Roland UA-1EXとMA-15Dなどです。この組み合わせの場合、アナログ、デジタル両方の接続方法があります(どちらが良いかはケースバイケースでしょう)。なお、USBオーディオI/Fだけ購入して、音はミニコンポ等から再生するという方法も可能です。
お礼
早速のお返事ありがとうございます。 具体的で、ご丁寧なお返事、恐縮いたします。 いろいろ検討させていただきます。