白人は基本的に黒人を受けつけません。
日本のテレビに出てくるような肌の綺麗な黒人は特に問題ないのです。
俗にいわれるニガーという人達は生理的に受けつけないようです。
おそらく日本人も同じように受けつけないでしょう。
アジア人種に対しては生理的という側面はぐっと小さくなるのですが、
現地人との接触によるトラブルの連鎖や宗教面での対立が差別につながっています。
現地人との接触ではトルコ人や中国人は有名です。
といっても旅行者ではなく、主に出稼ぎの労働人口によるものです。
トルコ系はドイツに多く移住していますが、東西ドイツ統一時に
外国人労働者の多さで国内で失業者が溢れたという経緯があります。
さらにトルコ人はイスラム系ですから、当時は彼らがターゲットでした。
中国人も近年の好景気から各地、特にロシアには多くが出稼ぎに出ており、
中国人の人口の多さはロシアの脅威だといわせしめました。
こうした労働人口の移動は当然ながら西の方へ行くほど緩慢になりますから、
フランス、スペイン、イギリスなどではほとんど見られなくなります。
一方、文化面・宗教面での摩擦は交流とは関係なしに発生します。
一般的にいわれる人権侵害、イスラムによる自爆テロは欧州全体で嫌悪の的です。
前者では社会主義の中国やラオス、ミャンマーには厳しい態度を取ります。
最近のチベット動乱でも直接的な脅威を受けている日本では反応が小さく、
欧州でデモが大々的に行われたのは興味深い現象でしょう。
イスラムとの宗教対立は欧州の宿命の対立ともいえますし、
スペインなどでは数年前も400人が犠牲になる列車テロが発生しています。
こういう状態ではイスラムに対する蔑視は避けられないです。
以上いろいろと書きましたが、日本は特に問題をおこすわけでもなく
彼らのイデオロギーと対立するわけでもなく(最近では捕鯨問題がありますが)
むこうも先進国と思っているのでそれほどの差別はないです。