こんにちは。
同じ人の声が重なって、時間的に同時期に聞こえているところは、
どのようにレコーディングされているか?
ということでいいでしょうか?
レコーディングに関して「トラック」という言葉をご存知でしょうか?
陸上競技で言う「トラック」と同じような意味です。
例えば、CDは普通、ステレオです。
CDを聞いていると、左右では違った音が聞こえたり、
違ったように聞こえたり(やけに低音だけ聞こえるなど)
しますよね!?
同じようにカセットテープを考えるとやはり(ほとんど)ステレオです。
つまり、一本のテープなのに、左右違う音で聞こえたり、また、B面があって
違う曲が聞こえたりしますようね。
実は、カセットテープのあの細いテープは、複数のトラックに分かれていて
、(ステレオなら2本)それが、同時に聞こえる、という仕組みです。
ということで、例えば、1本目を先に録音して、それを聞きながら、
2本目を録音することが可能なのです。(そういう機械があれば)
多くのレコーディングでは、たくさんのトラックがあって、
各トラックに、それぞれの音源(ボーカル、ギター、ベース、ドラム、などなど)
を、別々に録音していきます。
それを、最後にあわせて(MIX)、曲にします。
そうすれば、途中で誰かが失敗したからとか、、一部だけ
パターンを変えたいからとかで、全員やり直しにはならないのです。
多くのレコーディングでは、
曲を最初から最後まで通して、演奏したり、歌ったりするのではなく、
Aメロだけを録音して、そのあと、(例えば)別の日にBメロを録音する。
ような(極端ですが)感じで進めていってます。
ですので、全部自分の声でメロディラインもコーラスも録音できるわけです。
で、ライブなどでは、そういった効果が必要な場合は、
クリック音などで同期しておいて、それをイヤホンなどで聞きながら
曲を進めていきます。
それにあわせて、録音しておいた自分の声を流す。といった具合です。
ですので、ライブはかなりの練習が必要なわけです。
一発生本番ですから。
さらには、CDで聞いたらうまいのに、
生を聞いたら「あれっ?」っていうの、いますよね!?