基本的には中からも開くのですが、子供ではなかなか開けることが難しい・・
と言ったほうが正しいと思います。
大きな理由は2つあり、一つはパッキンです。
磁石も入っているのですが、パッキンそのものが
非常に吸着性のよいものなのです。
冷蔵庫のパッキンを何かなめらかで平坦な面に投げると
そのままペタッとくっついてしまうほど、シール性が強いのです。
最新の冷蔵庫は金具無しで、パッキンだけで閉まる冷蔵庫も有るほどです。
冷蔵庫を運ぶとき、ちょっとくらい斜めにしても
ドアが開かないのはパッキンのシール性が優れているからなのです。
そしてパッキンが有ると窒息のおそれが多いので
今でも説明書には「パッキンを外して廃棄・・・」と書いてあります。
もう一つは力の作用です。
人間は無意識に軸を中心とした回転方向に円を書くように力を加え
ドアを開けています。
冷蔵庫の中に子供が閉じこめられた場合
狭い空間で身動きが取れずパニックを起こします。
中からドアを開けようとしても、ドアに対して直角方向で力を加えます。
ましてほとんどがドアの中心を押すのでしょう。
支点・力点・作用点というのを習った記憶が有りますよね?
支点(冷蔵庫の金具部分)に近づけば大きな力が必要になりますよね。
そして回転方向では無く直角方向への力ですと
その分だけまた力がよけいに必要になってくるのです。
そこにパッキンのシール性の強さがプラスされているので
ますます外から開けるより多大な力が必要ということです。
狭い場所で無理な姿勢、普段の力が出せないうえに
通常外から開けるより多い力で無いと開かない。
まして子供の力では・・・ということでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。 なるほど、今の冷蔵庫でも「パッキンを外して・・・」と書いてあるのですか。 中から開かない(開けにくい)のもそういう理屈が有るからなんですね。 さっそく同僚に報告します(笑