司馬遼太郎の良さを教えてください
ここ最近は、浅田次郎の「蒼穹の昴」、山崎豊子の「不毛地帯」、佐藤賢一の「双頭の鷲」、高野和明の「ジェノサイド」、貴志祐介の「新世界より」、など他多数の小説に感動した、いち読者です。
タイトル通り、司馬遼太郎の「燃えよ剣」の上巻、「坂の上の雲」の1巻にチャレンジしましたが、面白さがわからず、挫折しました。
原因を自分なりに分析してみましたが、司馬遼太郎の文章の書き方が、物語というより報告書のように感じられ、登場人物に感情移入できないのだと思われます。
かといって、自分と同じように感じる読者がいないかネットで探せば、司馬の良さがわからないとあると、「それはあなたの感受性が低いからだ」と逆に非難されているので、自分はおかしいのか?とふと心配に思い、質問トピを書いた次第です。
先ほど、司馬の文章が報告書のようだ、と書きましたが、その理由としては、(1)登場人物同士の会話がほとんど無い、(2)登場人物の人柄を、文章でそのまま『この人物は、強情で一徹である。』と説明してしまうことにより、読者に感じさせたり考えさせたりする”遊び”の部分が無い、のこの2点だと考えられます。
手元には、未読の「最後の将軍」があります。この作品を楽しみたいので、どういった読み方をすればよいか教えてください。