まあ良いといえば良いですが、ダメといえばダメかも、です。
そのへんは好みですからなんとも言えないです。
と、これだけじゃ身もフタもないでしょうからもう少し書きますと、エピフォンはアメリカの古い伝統的なブランドですが、現在はギブソン傘下でギブソンのモデルのエントリークラスのモデルをたくさん出しています。したがってSGベースとかサンダーバードベース、セミアコベースといったものが選択肢となり、当然ながらフェンダー系のコピーモデルなどはエピフォンでは作られません。
これらのモデルは現在非常に一般的であるフェンダー系のベースとは全然音が違います。これはボディやネックの材質、ピックアップ、組み方、構造の違いによるもので、高音のブライトさはそれほどなく中低音がまろやかに響く感じの音がします。フェンダー系のベースが「ドゥーン」という音としたらギブソン系は「ボーン」という感じです。(感じ方は人それぞれなので、人によっては表現が違うかもしれませんが)
また音の輪郭もフェンダー系に比べ曖昧で、ハリもあまり強くありません。現代的というよりも“懐かしい”音という表現のほうが合うかもしれません。まあアンプのセッティングでけっこう変わりますし、音作りによっては非常にワイルドな音になったりしますので、ちょっと泥臭いハードロックやブルースロックなどを弾くとかなり雰囲気出ます。
あくまで「一般的なフェンダー系みたいな音は出ませんがそんな個性的な音でよければ」という前提でお薦めします。
それと、5万円という予算はとりあえず最低限のクオリティだと思ってください。安物は安物ですがこのクラスなら“あまりにヒドイ”というシロモノではないと思います。