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開放F値固定のズームレンズって?
いつもお世話になっています。 ズームレンズの開放F値は理論的には変化するはずだと思うのですが、 例えば、EF70-200/f2.8Lレンズなどのようにズームレンズでありながら開放F値固定のものがあります。 これはなぜなのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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段々話が混線してきましたね。難しく考えると余計に解り難くなりますよ。 そこで、一から考え直しますね。 まず、単焦点レンズで考えましょう。 大抵の広角レンズは、レトロフォーカスタイプと言って、前群に強い凹レンズを配し、第二主点(後方主点)がレンズ最後面より後ろに有ります。 その為、前群の実口径は計算上の有効口径より大きなレンズが必要になります。 逆に、望遠レンズは、望遠タイプと言って、第二主点がレンズ最前面より前に有ります。 その為、前群の実口径は計算上の有効口径より小さなレンズで用を成します。 これで、謎が解けますよね。 要するに、ズームレンズは第二主点が移動する事で焦点距離が変化するのです。 ですから、設計次第でF値を一定に保つ事も可能ですし、F値が変化するレンズでもズーム比程にはF値が変化しないのです。 ちなみに、EF70-200/F2.8Lレンズは、F値を一定に保つタイプとF値が変化するタイプの中間に位置するレンズで、F値を一定に保つ為に、絞り補正も行っているのです。 No.5の回答で「現実には、前玉の口径が制限になり、そこまでは明るくなりません。精々F2~2.4止まりではないかと推測します。」と答えた訳がご理解頂けましたでしょうか。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。 先日、ズームレンズの光路図を見せていただくことができ、すんなり理解するできました。納得です。 3度もご回答どうもありがとうございました。