直接的な回答ではありませんが、アドバイスとして。
はじめに手厳しいことを書きますが、曲を演奏するということに関してはそれなりに練度を必要とするもので、初心者が簡単に弾きこなせるような曲というものはまずありません。プロが演奏している曲は、プロが演奏しているだけのことがあり、そうした点に対しては敬意を持って臨むのが良いと思います。初心者でも簡単に弾ける曲を探すというような姿勢で曲を選定するのは、お勧めしません。簡単なことをいい加減にやれば、テキトーにはできるでしょうが、それはまともな演奏とはいえないでしょうし、テキトーでごまかす限り上達は望めないでしょう。
曲の選定に関しては、ご自身の好みの曲を選ぶのが良いでしょう。お仕着せで選ぶようなものではないと思いますし、ご自身で弾きたいというモチベーションのない曲は、いくら練習しても身にならないと思います。自分で意欲を高く保ちつつ臨むことのできる曲を、自分の好みに合わせて選ぶことを強くお勧めします。
どんな曲でも練習の取っ掛かりの頃はそつなくすらっと弾けるようなものではないでしょう。初めての曲をいきなり形にすることができるのは、結構な上級者といえます。中級程度の腕でも、いきなり初めての曲を形にするのは困難です。初心者であればなおさらのことですから、その点については変にカッコをつけたりせず、むしろ初心者なんだからいきなり形にならなくても当たり前と開き直って、失敗することを恐れずに、うまく行かないことから学ぶつもりで曲に取り組むのが良いでしょう。楽器には、そうしたうまく行かない経験を積み重ねて、それを克服するように取り組んでこそ、上達できるという面があります。その点に関しては、うまく行かなくても腐らずに、結果を焦らずに取り組むのが良いでしょう。
なお、特にベースの場合は、リズムキープがとても重要なポイントになります。練習に際しては、そのことを念頭において臨むのが良いでしょう。普段の基礎練習などに関しても、メトロノームなどを使用してリズム感を洗練するよう意識するのが妥当です。
パンク・メロコアであれば、ベースラインに動きが少なく、コードのルートを延々と弾くいわゆるルート弾きの曲も多いでしょう。そうした曲に関しては、小節単位でコードの切り替わりの時に押さえるポジションが移動するくらいで派手にフレーズが動かないことも多いと思います。そういう曲の場合、押弦が単純な分、ピッキングでリズムを出すことに集中することができるので、取り掛かりやすい面はあるでしょう。まず手始めには、そうした曲に慣れるのが良いのではないでしょうか。好きな曲の音源を用意し、ベースラインに注意して音源をよく聴き、取り組みやすそうと思える曲を選ぶのが良いでしょう。
参考まで。