はじめまして。
早速ですが、戒壇院については、インターネットで東大寺・戒壇院で
検索すると沢山の情報が得られます。
では、それ以外の情報は?ですね。
東大寺は大仏で有名ですが、行事としては二月堂(上院)のお水取りです。
そのお水取りの行事を支える場として、戒壇院が登場します。
戒壇院では、11人で構成される練業衆(修ニ会の僧)がお水取りの前業である別火に入ります。
これは毎年2月20日から戒壇院で寝泊りをし、普段利用している火を使わず、浄火(新たに起こした火)で、料理、明かり(電気は使用しません)などを用いることで、俗世間から遊離し、心身を清める業です。
これを別火と言います。
この期間は、お水取りの陣準備(椿の造花造り、お餅、仏具の掃除等)。お水取りだけに着る紙衣を折るのも重要な仕事です。
ちなみに紙衣(かみこ)は和紙で作られています。冬のストーブが無く、風通しの良い板敷のお寺では大変寒いそうです。
3月より2月堂(上院)に場所を移して業が終了するまでの1月間は、外出禁止です。勿論家にも帰れません。面会できるのは、基本家族と一部の人だけです。普段の生活は、約30名の選ばれた世話役のみです。
ちなみに、TVで有名なお松明は、練業衆の足元を照らすことが始まりであり、上院での修行中は毎晩見ることができます。
練業衆は、東大寺の現役のお坊さん(お上)と一部末寺の僧とで構成され、毎年12月中頃発表されます。不幸事のあったお上と長老(現役引退のお坊さん)は対象外です。
以上、一部だけですが紹介しますね。
レポート頑張って下さい。