そもそも占いや御神籤(おみくじ)というのは、
「自分の中の要因に思い当たらせる」ための指摘のようなものです。
善き事、禍事(まがごと)、全ては単に人が行き当たる事象にすぎません。
それを各個人が幸と感じるか不幸ととるかは、考え方や気分で左右されます。
たとえ地震で家が潰れても「命は助かった、なんて幸運なんだ!」と思う人もいれば、
「全てを失った、生きているのがかえって不幸だ!」と感じる人もいます。
占いはたいてい、誰でも持っているマイナス要因(あわてる、調子に乗る、うらやみ、よくばりなど)を「原因」とし、どこでもよく起こる失敗やトラブルを「アンラッキー」の具体例として書きます。
ですからたいていの人が心に思い当たるため「当たってる!」と思い、自分はアンラッキーなんだと考えてしまいます。
古来、占いの役割は、誰でもおちいりやすい不幸な考え方を善い方向に考え直すための処方箋です。
悪いことがあっても「まあ今日はアンラッキーってだけだから」と考えれば、少なくとも「私は何をやってもダメな人間なんだ…」などとは感じずに済みます。
否定したり、不幸が起きるかも、と意味もなく怖れるより、
「自分はあわてやすいから、そういう失敗に気をつければいいんだな」と注意して過ごせばいいのです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >占いはたいてい、誰でも持っているマイナス要因(あわてる、調子に乗る、うらやみ、よくばりなど)を「原因」とし、どこでもよく起こる失敗やトラブルを「アンラッキー」の具体例として書きます。 ですからたいていの人が心に思い当たるため「当たってる!」と思い、自分はアンラッキーなんだと考えてしまいます。 そう言えば思いあたることがあります。詭弁・・・とはちょっと意味合いは違うけど、誰にでもあてはまることを、さもその人のみに当たっているように書いてあるということなんですね。 >古来、占いの役割は、誰でもおちいりやすい不幸な考え方を善い方向に考え直すための処方箋です。 なるほど、これからはそうゆう見方で占いとつきあってゆきたいと思います。