モロッコの入り口タンジェに2年暮らしておりました。
国境越え…というよりフェリーでの出国ですね。
既に一部が引用されていますが、EC全体からの移民締めだし依頼を
モロッコ政府が受けているのでしょう。
サハラ以南よりの不法移民が、直接EC諸国入りせずにモロッコ経由
陸路(フェリー)でEC(スペイン)入りする例が多発したのでしょうね。
ですので、EC諸国からの強い依頼を受けての処置なのでしょう。
--
モロッコはイスラム国です。
ですので、国の機関に出向くときは(国境越えでも)それなりに敬虔な・
せめて長ズボンに襟付きシャツ程度の服装をするべきです。
男性の長髪・Tシャツ・短パン、女性の肌を露出させた服装は、相手国と
その文化に大変失礼な印象を与えます。
相手に失礼なことをしておいて、相手から失礼な事をされても文句は言えませんね。
「西洋人は短パンなのに」と言ってもダメです。
彼らは元宗主国の人間ですから、元植民地でいくらでも横暴ができます。
ですが、アジア人の我々がその真似をして横暴に振る舞っても相手にしてくれません。
やはり「郷にいれば郷に従え」ですね。
日本人はモロッコから見れば「大変お金持ちの紳士の国」と思われています。
URLの内容を良く読んでください。服装・汚れたパスポートなどは、偽装を
疑われます。
ですので、当分はモロッコへの入出国は注意が必要なようですね。
----
おまけ。
カサブランカ・モハメッドV空港やラバト空港の係員ならまだしも、
タンジェ港の係員に英語は求める方が無理です。
フランス語・(場所柄)スペイン語・正調アラビア語が必要です。
URLの中にも「コミニュケーション不足」が指摘されています。
どういうシュチュエーションで出国審査に向かったのかは分かりませんが、
もし「襟付きのシャツに長ズボン、こざっぱりとした髪で、
『サラマリコム シディ(ボンジュール ムッシュゥ)』と挨拶をしながら
通過すれば、ここまでややこしくなならなかったように思います。
ちなみに賄賂なんか渡そうとしたら逆に逮捕ですよ。
そういう意味での内務(役人)は大変真面目で融通が利きません。
賄賂はモロッコでは逆効果になると思ってください。
(タンジェの街の連中にはとんでもない輩がゴマンと居ますが…)
---
おまけのおまけ
入出国地点が指定されるVISAは、シリアとモーリタニアがそうでした。
あとレバノンも入国地点が指定されましたね。
かつての シリア => ヨルダン 国境は、日本人にとって「越すに越されぬ国境」
として有名でした。ヨルダン側で入国拒否に遭う日本人続出でした。
理由は簡単で、服装が汚かった・丁寧に受け答えしなかった などです。
「係員が横暴」なのではなくて、「通過する人の問題」が大きいのかな
と思います。
お礼
すいません、遅れました。 回答ありがとうございます。 この注意、まんま経験してしまいました。あ~残念です。