エクセルでアンケートの集計をするのは結構コツがいります。
過去の質問検索やGoogleで「アンケート 集計」をキーワードに検索すると色々な事例が見つかると思いますが、簡単にコツを述べます
大原則は
・一人1行のデータにする
・一つのセルに複数の答えを入力してはいけない
(例、一つのセルに 「1,2,5」などと入力するのは×)
です
アンケートはいくつかのパターンがあります
1)n択質問
「3つの中から一つ選択してください」
シート上は
D列
Aさん 1
Bさん 2
Cさん 1
Dさん 3
でも良いでしょう。
=count(D:D,1)
で「1」と回答した人数が分かります
2)選択式で複数回答を許す場合
「1~5の中で当てはまるもの全てにチェックしてください」
集計を考えると、シート上では
E列 F列 G列 H列 I列
Aさん 1 1 1 ←1,3,4をチェック
Bさん 1 1 1 ←2,3,4をチェック
と入力するのが楽です。(E列~I列が設問1~5に相当)
集計するのは
=COUNTIF(E:E,1)
で設問1にチェックした人数が分かります
でもこれは入力するのが大変でしょう。ですから
E列 F列 G列 H列 I列
Aさん 1 3 4
Bさん 2 3 4
のように答えた番号を左詰で入力してもよいです。集計は
=COUNTIF(E:I,1)
で「1番にチェックした人数」が求められます
もし選択肢に「その他」があって、自由記述を許すなら
E列 F列 G列 H列 I列 J列
Aさん 1 3 4 6 みかん
Bさん 2 3 6 ぶどう
(6が「その他」の番号)
のようにします。J列はピボットテーブルを使用して「名称」毎の出現頻度を求められます。ただし
E列 F列 G列 H列 I列 J列 K列
Aさん 1 3 4 6 みかん 桃
Bさん 2 3 4
のように自由記述が複数横に並ぶとピボットテーブルで集計できません! 自由記述は1設問毎に1つに限定しましょう。(どうしても必要な場合は後述)
3)自由記述
先にも述べたように1設問に対して自由記述が複数あるとエクセルで集計するのは非常に手間がかかります。できない訳ではありませんが、一旦、
M列
Aさん みかん
Aさん 桃
Bさん ぶどう
のように縦に一次元となるように別シートに加工しなければなりません。手間がかかるので「一人1行」の大原則からはずれないようにアンケートの設問を考えるのがよいでしょう。一次元になっていればピボットテーブルで記入された各項目の出現回数は簡単に求めることができます
お礼
ありがとうございました。とても丁寧に教えてくださって、イメージすることができました。やっぱり、結構大変なんですよね。なるべく、たっぷり時間とっていただくようにします。