少なくとも日本国内で、PS3が最も売れるゲーム機となるためには
早ければ今年中、遅くても来年の早い時期に
大幅な値下げ(または、新たな低価格モデルの発売)をする必要があると思います。
(来年後半以降の値下げ、また値下げをしてもそれが小幅ではダメだと思う)
「3~5年後には、値下げの効果などによりPS3が逆転する」という一部の予想もあるようですが
自分はかなり可能性の低いことだと思っています。
今から3年後に、仮にWiiがPS3よりも圧倒的に売れている状況になっていたら
そこでPS3を大幅に値下げしたところで、多くのソフトはWii向けに開発されているだろうし
世間的にも「Wiiが一番売れている家庭用ゲーム機」と認識されているでしょうから
それから大逆転をするというシナリオには、かなり無理があると思います。
丁度、2004年の後半に相次いで発売された
DS(累計販売台数:1,400万台)とPSP(累計販売台数:500万台)の
今現在の状況に当てはめて考えても
仮にPSPが、今の2万円→1万円への大幅な値下げを行なったとしても
今現在、多くのメーカーはDS向けにソフト開発をしているでしょうし
世間的にも「DSが一番売れている携帯型ゲーム機」と認識されている今の状況では
それがかなり困難であることは、多くの人が分かると思います。
今のPS3には、とにかく「高い・ソフトが少ない」という印象があるので
そのイメージを早く取り去ることを第一に考えるべきだと思います。
「5万円のPS3を一台作るのに8万5千円かかる」(つまり売れば売るほど損が出る)
と多くのアナリストが試算しているようですが
ここまで赤字覚悟で本体を普及する戦略をとっているのなら
それをもっと推し進める(本体を大幅に値下げして、とにかく普及させる)しかないと思います。
そうしないと「赤字は出るわ本体は売れないわ」という状況になることも考えられ
良質のソフトが多く発売されるゲーム機とはなりにくいと思います。