こんにちは
経済の専門的な話になりますが、民事再生法は通常の倒産とは違います。
普通は、ブランド力や技術、優良資産(顧客も含む)を抱えて本業はそれほど悪くないが、
不動産投資に失敗したなどで負債が膨れ上がった企業が、この負債を法的整理するために申請するものです。
通常は企業本体から負債を分離して、スポンサーとして出資・買収、もしくは業務提携してくれる支援企業を探して
企業の再生を図ります。
最近だと、マイカルが申請してましたね~。この場合、イオンが支援企業になりました。
ただ今回の代アニの場合、少子化と他校との競争激化、そして不祥事が重なったことによる
本業の業績悪化が原因ですから相当厳しい状況と思われます。
地方の大学ですら生き残るために、次々とコミック学科、アニメ学科を作っている時代ですからね。
競争相手は専門学校だけではありません。
どっちにしろ自力再建できないということで法律に泣きついたことになりますので
支援企業が現れないことには話しになりません。
特にアニメ・ゲーム業界は活況の割には経営基盤が小さい企業ばかりですので
コナミやバンダイレベルの大企業が支援するしかなさそうですが、メリットがないですからねぇ・・。
下手に支援すると、今度は自分達の株主から無駄な投資という批判を逆に受ける結果にもなりえます。
とりあえず破産ではありませんので、即業務停止にはなりません。
発表では今年度+来年度の業務は行うとなっていましたね。
ただそれ以降、支援企業が現れなかったら、学校売却、学校閉鎖も十分ありえます。
これから半年くらいが山場でしょうね。