まず1つ目の大きな違いは,
Flash MX & Flash 5
→ ActionScript 1.0 のみ使用可能
Flash MX 2004 & Flash 8
→ ActionScript 1.0 & 2.0 & Flash Lite
という言語の部分でしょうか。
FLV は Flash MX 以降ならどれでも使用も作成もできます。
かなりスクリプトの種類が増え,書き方も変わっています。
しかし,
スクリプトが多くても,作る人がその多さを求めなければ,
どちらでも殆ど同じ物ができてしまします。
手が増えて,対応メディアがかなり増えたということでしょうね。
可能性が膨らんだというわけで,その可能性を利用しなければ,どちらでも同じです。
また,
ActionScript 2.0 になってからは,
外部に AS(ActionScript )ファイルが置けて,
その AS に Flash からアクセスすれば,複数の Flash からでも,同じ関数や,自分(会社)オリジナルのクラスなどが作成共有できますから,
共同で1つの大アプリケーションを構築する場合などは,
ActionScript 2.0 が使える Flash MX 2004 は欲しい所だと思います。
Flash MX では,手間で不利です。
というのが,
Flash MX と Flash MX 2004 の違いで,
個人で作られていて,また現行の ActionScript 1.0 でも手一杯な方には,
あまり Flash MX 2004 のありがたみは感じないのが現状ではないかと思います。
個人の違いで言えば Flash Lite 1.1(携帯Flash)が作成できるかできないかというくらいだと思います。
Flash 8 ではさらに,マルチメディア対応が強力になりました。
簡単な例では,
たとえば,Flash MX 2004 までで作られた Flash(SWF) では,
loadMovie というメソッドで,外部からロードできるファイルは,
SWF と JPEG のみでしたが,
Flash 8 からは,
SWF,JPEG,GIF,PNG がロードできます。
JPEG では,背景が抜けないので,JPEG の上に JPEG を重ねると,
四角どうしのかさなりにしかなりませんが,
GIF や PNG は透過色がありますから,
外部から読み込んだキャラなどが,その形で使うことができます。
あとは,
ブラー(ぼかし),ドロップシャドウなどが Flash 上で作成表現が可能になり,
だんだんピントがぼけるようなアニメーションなどが作成できます。
これにより,
臨場感や風情なとが漂うアニメーションを作成することができるようになりました。
私が Flash 8 が良いと思うのはこの点です。
薄っぺらい,または金属的な Flash しか見ませんでしたが,
今後は,もっとハートウォームなFlashというものが増えて行くと思います。
Flash MX → Flash MX 2004
このバージョンアップは,
プログラマやアプリケーション開発分野の方には涙が出るようなバージョンアップであったと思います。
Flash MX 2004 → Flash 8
このバージョンアップは,
デザイナー系の方やアニメーション作成家にとっては涙が出るようなバージョンアップであったと思います。
ですから,
Flash MX → Flash 8 だと,
アプリケーション開発にたずさわるプログラマの方と,
デザイン系の方の両方が,涙が出るようなバージョンアップかもしれません。
---以上と以下は全然別問題です--------------------------
>> 最近Flash8を使い始めたのですが、本を購入する際
>> MXの参考書籍が内容的に良く、数的にも多いので購入時に迷っていました。
迷わず Flash 8 用です。
私は Flash のバージョンによって回答をガラリと変えます。
また,それぞれの回答には,その質問に応じたバージョンを使ってスクリプトを書いたり検証してみないと,
全く回答が大嘘になる可能性があります。
バージョンによって,仕様や使えるスクリプト使えないスクリプトが違います。
Flash はものすごい勢いで進化し続けているソフトです。
それに従って仕様がぜんぜん違いますし,書くべきスクリプトも変わります。
Flash は必ず バージョンに合った参考書をお買い求めください。
お礼
懇切丁寧かつ明瞭な回答有難うございます。 Flash5から現行のFlash8までの各機能の変遷が 良くわかりました。 参考書は迷わずFlash8対応の物を購入します。 sassakunさんのおかげで時間とお金を 無駄にせずに済んだように思います。 どうも有り難うございました(^^)