「本物の」という意味が判りません。
「本当に何か理解できない存在」のことだとしたら、「理解できない」=物理的に証明も解析もできない事になるので「本物」かどうかは誰にも判断できません。
仮に「何か」が存在するとしても、同じ理由からそれを「霊」と決めるか他の「得体の知れない存在、怪のたぐい」と判断するかも、誰にも証明できません。
霊能者と呼ばれる職業の人々も、本当に「何か」を解明してものを言っているのではありません。
相談者の感じた「何か」に対し、その人が納得して心の解決ができる「正体」を一つ一つ与えてあげているだけなのです。
従って、状況や因果関係などその人が納得できる「裏づけ」さえあれば「何かの存在が実際にある」と思わせる事はできますし、その解答に納得できない人は「この霊能者は本物じゃない」などと考えるわけです。
もちろん、信じる人にとっては例え転んだだけの事でも「霊の影響」と結びつける事が可能です。
はっきり言って、「あなたが霊だと信じられる状況が発生したならゴミでも本物の霊になる」し、「存在しないものによって『祟り』が起きる」事もあるのです。
つまり、ここで「出ます」「本当です」という回答があったとして、あなたが「本物」と真に信じて興味本位で行ったなら、「霊に憑かれたり祟られたりする」確率も相当高くなる、という事です。
それでもいいですか?