最初にわざと物語の最後のほうの映像というか、とにかく意味不明な映像を流して、視聴者の興味を煽る。
これは昔からありますよ。文章で言うと倒置法ですね。
「昨日釣りに行って、楽しかったです。」という文章だと、「昨日釣りに行って」の部分で、聞いている側は
「あ、釣りに行ったんだな」と分かってしまい、興味はなくなります。が、
「昨日は楽しかったです。釣りに行ったからです。」という文章だと、
「昨日は楽しかったです。」の部分では、まだ話の内容が見えてこず、
「え?なんで楽しかったん?」というふうに視聴者の興味を煽ることが出来ます。
映画でもシーンが1~10あるとして、それを順番通り見せていくのは普通です。
しかし、あえて最初に8や9のシーンを見せることによって、視聴者は
どういう流れでその8や9のシーンになったのか、
つまり1~7のシーンが気になり、途中で席を立ったりすることが減ります。
最初にも言いましたが、こういう表現は、昔からあります。極論を言えば、
文章の倒置法が発見されたときからあることになります。
とくにMI3のような謎が謎を呼ぶ、サスペンス系の映画には多いですね(MI3はサスペンスかどうかは微妙ですが・・・)。
これからも、そういう映画は多々出てくるでしょう