誰に語るかによりますが、既出で無いものを挙げると、あるていどの知識人であれば、天皇を頂点とする神道の文化が、分かりやすいでしょうね。
日本各地にお祭りがあり、外国人含めて観光客が大勢集まるものもありますし、地元の人たちだけで盛り上がるものもありますが、基本は神への感謝である奉納祭です。
お神輿は、文字通り神の輿(乗り物)ですしね。
なお、神とはキリスト教の God とは別物で、deity([複]deities)と言わないと、要らざる誤解を招くこともありますのでご注意。
で、ポイントは二つあり、第一のポイントは祭りが今現在存在しているということ。もう一つのポイントは、その祭りで祀られる神々の頂点が天照大神であり、今の天皇はその子孫だという物語が今現在生きているということです。
第一のポイントがなぜ重要なのかというと、世界と比較すると分かります。例えばギリシアのパルテノン神殿をご存知かと思いますが、ギリシャ神話の神々は、既に歴史の彼方に埋もれてしまって、あの神殿は既に廃墟です。それに対し、日本の神社は現役で氏子もいてお祭りもされて伊勢神宮などは式年遷宮が行なわれています。
第二のポイントの重要性も同様です。トロイア戦争のことをご存知かと思いますが、あれに出てくるアキレスやアガメムノンなどの英雄たちは、ギリシャ神話の神々の子孫という物語を持っていました。ローマ帝国の始祖ロムルスとレムスの兄弟も、トロイア戦争で戦った神々の子孫のさらに子孫ということになっています。
昔は、これは別に珍しいケースではなく、キリスト教やイスラム教が世界を席捲する以前、ギリシャもローマもケルトもエジプトも、そのような神話と繋がる王家を持っていました。日本の天皇家も同じです。
違いは、ギリシャもローマも神々の子孫は既に滅び、その物語も途絶えてしまっているのに、日本では現役でその子孫も物語りも生きているという点です。
要するに、世界で唯一残っている、神々の子孫が国のトップにいるという伝統を持った国だということです。
お礼
確かに日本食は独自性に富んでいますしうまく海外で活かせたらなぁと思いますね 日本食で何かが変えられるかも