bono05さん、こんにちは。旅行業界人です。
日本の方にとって「免税店」とは、DFS(デューティフリーショッパーズ)のように空港のビルの中にあって、お酒、タバコ、香水やブランド品を取り揃えて海外旅行客に販売するところ、というイメージでしょう。こういう免税店はヨーロッパに限らず、全世界の国際空港にほぼ100%間違いなく存在します。これらの免税店では文字通り「税抜き」で商品が買えます。
bono05さんのおっしゃる、空港で税金が返って来る免税店、と言えばEUなどヨーロッパの付加価値税(VATと呼ばれます)分を、所定の手続きを済ませてある帰国客に返金する制度のことでしょう。この場合の免税店とは前述した免税店とは業態が異なるものです。一般的にはその店の定める額以上(税込み)の買い物をしたお客に店が免税手続きの書類を作成して渡すところ、を指します。すべての店が行うわけではなく、店員に依頼しても「うちは免税手続きはしない」と言われることがあります。また小規模の商店ではやってくれません。パリやローマ市内にあるブランド商品の専門店やブティックではほぼ間違いなく書類の手続きをしてくれます。正確には「免税で販売する店」ではなく、「後で税金が返って来るように手続きだけする店」です。手続きをしなければ、税金が返ってこないだけのことであり、手続きそのものは旅行客の義務ではありません。
ヨーロッパ各国では国際空港を除き、韓国、台湾、ハワイやグアムなどにあるような大型免税店は私の知る限り、ありません。
お礼
みなさん、ありがとうございます。