◆Naka◆
こんにちは、ppooooさん。「玉頭位取りの意義」ですか。
私もあまり意識して使わない戦法なので、適切かどうかわかりませんが。
簡単に言いますと、もっぱら対振り飛車で使う戦法なのですが、一般に振り飛車側は美濃囲いや穴熊にすることが多いですよね。
それらの囲いは非常に堅牢ですが、上部が弱いのが欠点です。
したがって、居飛車側が自玉の上部を持ち上げていっても、そこから反撃をくらう恐れは少ないわけです。
それによって得られるメリットは、第一に自玉の行動範囲を広げ、自由な陣形を整備できること。第二に美濃囲いを発展させない(高美濃など)ため。美濃を自由に組ませると、手数をムダにしないで攻守のバランスを整えることができるため、居飛車側にとってはやっかいです。
そして第三に、いざとなったら美濃・穴熊の弱い上部から圧力をかけた攻撃を連携できることでしょう。
その代わり、その位は自分で守らなければならないので、明らかに手数がかかりますし、上部に金または銀を配置しなければならない分、横方向の防御が弱くなります。また位を取った筋を奪還されると、自陣が一気に窮地に陥る可能性がありますので、実力的に自分が優位に立てる相手でないと、スキを突かれるかもしれませんね。
最近ではあまり見られなくなった戦法です。
ちなみに私は2段ですから、あんまり差はありませんね。 (^^;)
参考URL(↓)は、「中飛車vs居飛車玉頭位取り」の戦いですが、中盤の攻防がなかなか興味深いので、ごらんになってみてください。
お礼
最近では既に古くなっているんですね。 全然知らなかったです。 最近将棋にはまってるppooooでした。