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絵巻物などにでてくる金色の雲
昔の絵巻物(大和絵?)などにでてくる金色の雲が描かれている作品で、 特に有名(国宝級)な作品名・作者などは、どういったものがありますでしょうか? 例えば1枚の絵なのですが、場面場面の移り変わり個所にその“金色の雲”などを用いている。といった絵を探しています。 正直に言うと、その絵の中に描かれている立派な“金色の雲”を探しているのですが。。。
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金色の雲、というのは絵巻物ではあまり見かけません。 金雲を用いるのはもっぱら屏風絵、特に洛中洛外図のような風景を並列するもの、源氏物語図のようにたくさんの場面を一画面に入れようとするもの、などが一般的です。 学術的には判りませんけれど、鑑賞している限りでは概ね桃山(室町末期)頃以降によく見られます。特に江戸期には。 特に有名な作品というと今では狩野永徳作がかなり濃厚になってきている「上杉本洛中洛外図屏風」が一番ではないでしょうか。 描かれている風景や人物・風俗が素晴らしいのは勿論、御質問の金雲も見事なものです。メインの画面よりも金雲の方がボリュームが多い印象がありますし、何より最高級の金をかけて作られたものですので、金が今でも鮮やかで立派です。 江戸時代に作られた洛中洛外図屏風などでは金雲に模様が付いていたりしてさらに立派になっているものもありますけれど、質的なことも含めると上杉本に遠く及ぶものではありません。
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- budopan
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狩野派の絵師が活躍した、室町、安土桃山時代の屏風絵、襖絵などに多く見られると思われます。 図書館、本屋などで狩野派の画集を見てみるのも良いかと思います。 参考URLから室町、安土桃山時代の作品を見てみて下さい。いくつかの素晴らしい屏風絵などが見れますよ!
お礼
この時代に結構あるのですね、知りませんでした。。。 「上杉本洛中洛外図屏風」も狩野永徳作ということは、こういった金雲は狩野派の十八番?ということなのでしょうか? このサイトじっくり見てみます。 ありがとうございました!!
お礼
あ、ありがとうございます!! まさかこんな的確な回答が得られるとは思っていませんでした。 こんな立派な金雲を実物で見てみたいものです。