今現在、ホルンを吹奏楽で吹いている学生です。
まずホルンに関してよく言われるのが金管楽器の中で一番難しい楽器と言う事ですね。別にトランペットやチューバなどが簡単だというのではなくて、ただ単に音程を合わせることや発音が少々他の楽器より難しいだけです。
一般的な金管楽器で使うマウスピース(口に当てるやつね)はもっとも小さく吹きずらいです。トランペット・トロンボーンなど吹き込み口に対して直線的なスタイルを持つ、いわゆる「直管楽器」に比べ非常に豊かな音を表現できます。もちろん金管特有の割れた音(ビーーンという音)もだせます。
また、他の楽器にない奏法としてゲッシュトップ(ストップ奏法)と呼ばれる吹き方があります。ホルンは右手をベルの内側に入れていますが、本来は穴を完全にふさぐ事はないのですがゲッシュトップをする(=穴をふさぐ)とミュートをつけたような音を出せます。目立たないけれどよく使いますよ、オケなんかは特に。
ホルンのあの丸まっている管を全部伸ばすと4m前後になるそうです。一般的なホルンはフレンチホルンといわれF管(つまりピアノでいうファがドの音)ですが、一回り管が短いB♭管というものもあります。トランペットやクラリネットは主にB♭(べー)管です。僕の今使っている楽器はダブルホルンといって普通のホルンは左手の人差し指~薬指の3本しか使わないのですがダブルは親指も使ってF管とB♭管を切り替えて使うので両方の管の持つ長所を補っています。たとえばF管はホルンらしい豊かな音が出るしB♭管は管が短いので音が出やすいという長所があります。ホルンの機械的な作り方の違いによってフルダブル・セミダブルと分けられます。こちらは説明が面倒なのでもし知りたかったらまた質問してください。でも、機械的なもの以外、違いは少ないでしょう。
弦楽器についてはまったく分からないのですみません。