一眼レフというのは、レンズを通して入ってくる像がファインダーで直接確認できるカメラです。
フィルムのコンパクトカメラや使い捨てカメラは、ファインダーで見る像と出来上がった写真では、構図に微妙のズレが生じます。
レンズとファインダーが別の部分に付いているので、当然といえば当然です。
一眼レフの場合はレンズから入ってくる像を、中にあるミラーからカメラ上部にあるペンタプリズムに反射させて、ファインダーから見るという仕組みですので、「ファインダーで見えている像=フィルムに写し出される像」となります。
ミラーは、レンズとフィルムの間にありますので、シャッターを押す瞬間、跳ね上がって像がフィルムに写し出される仕組みになっています。
写真家、特にプロの写真家にとって、構図に微妙なズレが生じるというのは致命的ですので、フィルムの世界では一眼レフは無くてはならないカメラなのです。
ところがデジタルの場合は、No.3さんも書かれていますが、液晶モニターに写し出される像が、撮影される像と同一となりますので、強いて一眼の必要は無いわけです。
ただ、フィルムの時代から一眼レフは色んな面で、一眼レフであることを主張してきました。
例えば、
1.レンズが交換できる
2.絞りやシャッタースピードを調整できる
3.露出補正ができる
4.ストロボの調光補正ができる
5.マシンガンのような連写ができる
6.オートフォーカスの合焦が素早い
など、作品作りのためなら妥協の無いシステムが組み込まれています。
特に、レンズ交換ができるということが最も一眼レフらしいと言えます。
バズーカ砲のような超望遠レンズを付けたり、フィッシュアイと呼ばれる超広角レンズを付けるなどして色んな写真が撮れるのが一眼レフのいいところです。
また、コンパクトデジカメでは、人物撮影などでバックをボカそうとしても被写界深度(ピントの合う範囲)が深すぎてうまくボケませんが、一眼デジカメなら簡単にそれができます。
R1やF828を拝見しますと一見一眼レフのようですが、よく見るとレンズ交換ができないようです。
現在、デジタル一眼と呼ばれるものは、全てレンズ交換ができるということを考えますと、コンパクトデジカメとデジタル一眼の中間くらいの位置付けじゃないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございました。