見世物について
子供が幼くて判断能力もないうちに、日常生活上の泣き顔や失敗した場面など恥ずかしい箇所を全国のお茶の間に流しているのは私には理解不能です。NHKのど自慢など芸能人や著名人でもない方が出演する番組は、自分の意思で出ているわけですし、本人もTV用にある程度演じていると思います。
ある程度成長した子なら納得した上で出演しているのかな、と思いますが。
無責任かどうか?:
私の子供時代の友人に、2組の双子がいました。
一組目→ふたりともそこそこ勉強ができるが、親の経済能力からいって、2人を同時に私立大学へ行かせるのは無理。かと言って2人とも国公立大学へ確実に進めるか?というのも高校進学の時点では疑問。大学進学を決めるときになって、どちらか一人しか大学(私立)に行かせられない、となったら、もう一人はそれまで一生懸命進学校で勉強していたにも関わらず、大学に行きたかったにも関わらず、高卒で就職することになる。結果、一人は進学校へ、一人は商業高校へ進学しました。
大学の学費は本人がバイトして稼げ!と言われるかもしれませんが、私大の学費をまともに勉強しながら稼ぐのは大変です。第一、同級生は遊ぶ金のためにバイトしているのに、自分は学費のため生活のため・・・と惨めに思うでしょう。
親もそれを見越しての決断だったと思います。
二組目:中学の時点でかなり成績が悪かったです。この地方では一般に公立高校は偏差値50以上で、50未満は私立へ行くしかない、という公立偏重の状態です。(一部の名門私立は除くが、公立高校=偏差値50以上、はほぼ例外なし)
その家の経済能力はかなり低く、一人なら私立高校でもどうにかなるけれど・・・という状態。
中学生なのでバイト不可。親は入学金だけ払って後は自分で学費を・・・といっても、私立高校の入学金×2だけでも両親にはかなり負担。
結果、一人は私立高校へ、一人は中卒で就職しました。
両方とも双子でなければめでたく希望の進路についていたと思われます。
もちろん双子かどうかは親の意思でないのでこれらを「親の無責任」とは思いませんが。
お金をかけることが親の責任ではない、とは言っても、進学関係についてはお金をかけざるを得ないのです。(お金をかけなくても勉強はできますが、入学・通学するにはお金がかかる。大学を出なければ就けない仕事、取れない資格もある)
かくいう私も、たった3人のきょうだいですが、
父の収入は3人の子供+奥さんを養えるものではなく、もちろん奥さんは朝から晩まで仕事。
「うちは学資保険とかやる余裕もないから、いくら勉強しても大学はいけないよ。奨学金とるか特待生になるなら別だけどね」と幼い頃から言われていました。
結果、私は商業高校卒で就職し、その後、正社員で働きながら大学も行くという生活になりました。
他の2人は幼い頃から可能性を摘み取られた気になったのか、向学心に目覚めることがありませんでした。
「やりたいこと、めざしたいことを応援するよ」という経済力のある親の元に生まれた子が羨ましいです。
そんなわけで、質問者さんのお母さんの意見に賛成です。