犬夜叉は見たことないからドラだけ。
ドラはのび太が主人公であることは、明確に示唆されています。
映画のサブタイトルが全て「のび太の~(のび太と~)」になってることに注目。
作者がこの理由をかつてインタビューで「ドラえもんの主人公はのび太だから」と回答しています。
でもそれで話を終わらせては面白くないからもう少し書きます。
物語を見てると、すべてのび太の視点で語られてることに注目。
ジャイアンにいじめられたり、スネ夫に自慢されたり、しずちゃんと遊んでたり、それに合わせてドラが何かの道具を出します。
これはのび太がストーリーの中心になってる何よりの証拠。
つまり、のび太がいないと話が成り立たないんです。
逆にドラがいなくても物語が進むことに注目。
ドラって、しょっちゅうどこかにいなくなってたりします。
未来にメンテに帰ったり、どら焼きの特売に並びに行ったり、ネコのガールフレンドとデートしに行ったり。
その間のドラの行動って、驚くほど描かれないんですよ。せいぜいデートに遅れたり会話に失敗したりするシーンがごくたまにあるくらい(のび太が原因で)。
部屋に置き去りにしてた道具でのび太が話を進め、ドラは最後にちょろっとフォローするだけ。
もちろん読者がのび太と同じく子供で、何の取り柄もない普通の(ちょっと頼りない)子供だの方が共感されやすいってこともあります。
でもさらに穿った見方をすると、のび太のモデルは作者の藤子不二雄自身だったりします。
時折どう考えても「自分がほしいからつくった」ような道具が出てきます。
出前電話とか、考えただけで絵ができる原稿用紙とか、人生やりなおし機(笑)とか。
だから、自分で好き勝手な道具をつくって、マンガの中で好き勝手な行動をしている自分を描いてる、という話がたまにあるんですよ。
ちなみにタイトルと主人公が一致しない例は他にもあります。
有名どころだと天才バカボンですね。あのマンガの主人公はバカボンのパパだから。
お礼
gorgomさん 回答ありがとうございます。 > 作者がこの理由をかつてインタビューで「ドラえもんの主人公はのび太だから」と回答しています。 そうでしたか! これで決定という感じでしょうか・・・。 ちなみに天才バカボンの主人公についてもよく話題になっておりました。 とても楽しい回答が多く寄せられてますので、もう少し、みなさんの回答を お聞きしたいと思います。