Q/実際どうなんでしょうか?
A/まあ、新しいバージョンのWindowsとして考えれば互換性の問題が発生するわけですからね。昨年登場したSP2はセキュリティに関する機能を大幅に改善し、新しい機能としてEnhanced Virus Protectionを付けバッファオーバーフローを抑止するなどの新しい試みを追加しましたからね。当然の結果と言えます。サービスパックでここまでやったのは、XPのSP2が初かな?
ただ、それはあくまで一時的なものであり、今の現状でそれが問題になるケースはごく希ですし、当時でも全体の5%を切る確率でしか大きな障害は発生しないと言われていました。要は、100台のXPパソコンの中で5台ぐらいしか障害は発生しなかったのです。それが、今でも大きな問題となるかというと、ソフトウェアやハードウェアがそれに対応さえすれば確率は下がりますので、問題は今はその1/10以下になっていると考えることができます。
Q/SP2だけ取るようなことは出来るのでしょうか?
A/どのような理由があってはずすのでしょうか?理論的には絶対に不可能ではないでしょうが、SP1として表示まで戻すというのであれば、SP1時代のシステムアーカイブがない限り不可能です。
ただ、既にSP2がプリインストールされた環境では、Windows2000がサポート対応OSになっていなければ、むしろ一部ドライバなどで正常に動作しないケースがあるかもしれません。
価値があるとは思えません。
ちなみに、ソフトウェアの相性の悪さなどの問題は、常に継続されるものではありません。サポートがしっかりしているアプリケーションで継続した改良、開発が続いているものであれば、いつかは問題が改善され解決します。
そのため、最初の製品が出た当時に問題が多くても、その翌月には問題が改善されるケースも少なくありません。
ソフトウェアはそういうものであり、ハードウェアのように決まった特性を常に備えるわけではないのです。
それを踏まえて、OSなどの基幹ウェアはスキルに合わせて自分が良いと判断する時期にバージョンアップやシステムの更新を行う必要があります。逆に、最初の悪い噂だけを理由にその判断を変えなければ、脆弱性が埋まらずむしろ自分にとって最悪の不利益を被るケースもあります。
Q/極論として来年発売される新Winを待っておいた方が無難なのかな
A/それも、やはり上記と同じです。ソフトウェアの場合は初物に互換性の問題が多いのが特徴です。次期バージョンは、大幅な機能改良とコアの改良があり、WindowsベースはWindows2000がXPに変わったときのNT5,0→NT5,1のマイナー更新とは異なり、およそ5年分の更新を行うメジャー更新の6,0ベースに変更されます。
Windowsで5年間派生バージョンを除くメジャー更新がなかったのは初めてであり、それには3Dを含めた新しいユーザーインターフェース、新しいセキュリティ技術、仮想技術などを実装します。
この製品はベータ版でも比較的完成度が高いようですが、それでも既存のアプリケーションとの互換性はそう高くはならないと思われます。
そう考えたときに、初っぱならからWindows Vistaを選ぶべきとは思えません。特に、実際に必須のパソコンには使わない方が良いと私なら判断します。
まあ、遊びや新しいOSを常に使いたいというユーザーには良いですが・・・
お礼
お~!しばらく見ない間にたくさんのレスが! 大変失礼ですがまとめてお礼申し上げます。 とにかく、SP2に対して自分が持っている印象を変えるべきですね。 まだ手元にPCは着ませんが、楽しみにします。 ありがとうございました。