趣味でSCSI320 15000rpmを使用している者として書かせて頂きます。
15000rpmのディスクにするとランダムアクセスは速くなります。
些細なことですが「コントロールパネル」を開いたときに、すく表示されるので速くなったなって感じます。
ゲームなど頻繁にディスクを読み込むアプリを使用しているときも早くなったことを体感できますが、アプリの動作が快適になったと感じられるほどではありません。ディスクを読み込むときに一瞬止まる時間が僅かに短くなるだけです。
(私はこの一瞬の停止時間が気になって仕方がなかったので、速度向上のためにSCSI導入しましたから現状に満足しています)
最近はIDEでも10000rpmのディスクが発売されていますので、体感速度を上げるだけなら無理にSCSIにしなくても良いかと。SCSIの売りは信頼性と1チャンネル15台接続出来ることですから。
最新の機種を使用しない場合、騒音はそれなりにあります。騒音以上に気をつけなければいけないのが発熱です。
15000rpmのディスクはかなり熱くなります。我が家のSeagate ST318453LWは1日使用していると熱くて手で触ることは出来ません。
私の場合、冷却の為FANを増設したので、騒音はかなりのレベルです。数値は計っていませんが。
ドライバですが、Adaptec以外のメーカーを使用する場合、新しいOSへの対応は遅くなる傾向があります。
SCSIカードを購入する前に、お使いのOSに対応したドライバをフロッピーに入れておくと便利です。
Tekramのカードは相性がよくあります。安いのですが要注意です。
SCSIの外付けケースは4,5年前に店頭から姿を消しています。個人でSCSIを使用する人が激減し売れなくなったからでしょう。
現在新品で購入できる外付けケースはサーバー用なので物凄く高価です。
買い換えする人が少ないため、68pinのケースは中古でもなかなか出回りません。
これからSCSIを導入するならPCI-X接続が基本なのですが、
私の経験上HDDが2台まででしたらSCSI160でも大差はありません。
3台だと明らかに32bitでは役不足です。
体感速度の向上を目的にSCSIを導入するなら、導入の是非は結局のところ「パソコンという趣味にいくら金を掛けられるか」で決まります。
半端なパーツ、HDDを選んでも速度は向上せず(信頼性は確保できますが)、最低でも10万円はSCSIカードとHDDだけに使えないと厳しいです。
まともなSCSI320用ケーブルは1万円以上します。SCSI160やSCSI320は、ケーブルの品質により速度が大きく低下します。
忘れがちですが、ターミネーターの購入も別途必要で、これも数千円します(一部のSCSIカードには付属している事もあります)
とにかく一度お財布と相談してみましょう。