QuickTimeのMOVとかWindowsのAVIは
特定の動画圧縮技術や音声圧縮技術を意味しません。
いずれも、複数の圧縮技術を扱える、コンテンツコンテナーと言えます。
そういった圧縮(コーディング)と復元(デコーディング)を
行うプログラムをコーデック(CO-DEC)と呼びます。
現在ではMOV,AVI対応のために
複数のコーデックを利用できる再生ソフトが一般的で
QuickTimeやWMP、mplayer,xineなどがそういった設計です。
ただし、WMVには、その圧縮技術そのものはともかく
WMP10でだけ使える著作権管理機能が含まれています。
そのため、WMV型式のデータには、実質的に
Windows以外では再生できないものがあります。
ウェブ等での商用動画配信では、積極的に利用されています。
VLCは多くの圧縮技術に内蔵されたプログラムで対応しますし
VLCで再生できないWMVは、WMP10のみ対応の可能性が高いでしょう。
そうでなければ、VLCや適切なコーデックの導入によって
WMV自体は、MacOSXでもFreeBSDでもLinuxでも再生できます。
まぁ、LinuxやFreeBSDを使っている人のうち
どうしても見たい人はWindowsを入れる手もあるので
Mac userが先頭に立って
WMVによる動画配信と戦って行かないと
とんでもないことになってしまう気もしますね。
WMVでの著作権管理が使われる理由には
違法コピー防止だけではなく
編集加工、再利用を防止する意図の場合もあるようですから
アマチュアによる配信でも見掛けるようです。
そういう場合は相談してみてください。