フィンガリングの強化のための練習としては、メカニカルトレーニングが効果的だと思います。 メカニカルトレーニングは、一定のテンポで一定のパターンを守って、スケールを機械的に昇降する練習方法になります。 メカニカルトレーニングは、フレーズとしては単調になりがちで行き詰まりを感じやすい方法ではあると思いますが、やるのとやらないのとでは随分差が出るでしょう。
メカニカルトレーニングでは、そこで使われるフレーズをただ弾くことに一生懸命になるのではなく、色々なところに注意を払いながら取り組むのがより効果的です。 テンポによれがないか、指の運び方に無理がないか、力みすぎていないか、まずはそのあたりに注意してみるのが良いでしょう。 特に、力の入れすぎに関しては、指の動きを硬くぎこちないものにしてしまうので、必要最低限の力加減というものを意識してみるのは、動きを慣らす上では重要なポイントになりますね。 また余裕があれば、ピッチ(音程)のズレなどがないか、弦を押える手の空いた指をどこで待機させているか(弦に近い位置で待機させられる方が有利な面は多いと思います)、ピッキング側の手の動きに無理がないか、音の粒が揃っているかなど、気がつく限りのいろいろな点に仔細に注意を払うと、より効果的な練習になりますよ。
フィンガリングに関しては、いろいろな練習方法を試しながら、じっくりと慣らしていく必要があると思います。 少し時間をかけるつもりで、結果を焦らずに取り組むのがよいでしょう。
タブ譜でピッキングの部分の読み方がわからないということですが、少々質問の意図が把握できないところがありますので見当違いなことを書くかも知れません。
タブ譜にピッキング方法を指示してある譜面であれば、箱型の記号([を横倒しにしたような記号)がダウンピッキング、V字の記号がアップピッキングを指示しているのが通例だと思います。
タブ譜にそうしたピッキングを具体的に指示する記号がない場合、ピッキングについては適宜、適当なやり方と思われる方法で弾くのでよいと思います。 やりやすい感覚で弾くのでもよいでしょうし、譜面を眺めながらどの音はどうピッキングするとあらかじめ決めておき、その通りに弾くなどしてもよいでしょう。 いずれにしても、タブ譜に具体的にピッキングの指示が載っていない場合は、自分なりにどうピッキングするのかを適宜考え、調整していく必要があります。
なお蛇足ですが、フラットピッキングについては、オルタネイトピッキングで、休符や長音部分では空ピックを使って、常に一定の動きを維持したまま演奏できるのが一つの理想だと思います。 オルタネイトピッキングは、リズムの安定を考える上では非常に有利ですので、身につけておくとよいと思いますよ。
参考まで。
お礼
タブ譜の見方がわかりましたし、早速フィンガリングのトレーニングもやってみたいと思います。 ありがとうございました