エアコンを取り外す場合、最小限に必要な工具は4mmないし6mmの六角レンチ、モンキー2台、それに
ゲージマニホールドという圧力計が必要です。
それにこれからの作業には普通高圧ガス取り扱いの資格が要ります。
自分の家のエアコンを外す場合は自己責任の範囲でしょうが、大気圏へのガス漏れなどは禁物です。
そのことを理解していただいた上で作業を簡単に説明しますと、まずエアコンを室外機の低圧測定バルブのナットを外し、
ゲージマニホールドの低圧計を取り付けます。
次に低圧、高圧両方のバルブ開閉弁のナットを外します。
その上でエアコンを冷房運転し、エアコンが正常に働くことを確認して高圧側のバルブ開閉弁を六角レンチで締めます。
低圧計のメモリが通常の5kg/cm3が徐々に下がってきて1.5程度になったとき低圧側のバルブを半分程度閉めていき、
1気圧になったとき低圧側のバルブを完全に閉めます。
これでガスのポンプダウンは終了です。
後は高圧、低圧の配管を外せばいいわけです。
但し、室内側、室外側、配管の内側に水分が入らないよう、ビニールテープなどでシールしておくことが必要です。
この方法で移設できるのは少し前のR-22と言うガスの場合で、最近のR-410Aなどのガスの場合は、取り外す際ガスは
すべて回収、取り付けの際に真空ポンプで引いて、新たに正規の量を新たに充填するのが正規の方法です。
これだけの作業が必要ですので素人の方の目分量での回収作業はやめて、専門の方に任せたほうが、かえって安心でしょう。
お礼
丁寧に有難うございます。 確かに専門家の方に任せたほうが良いですね。 地球汚染をしてる場合ではないですからね。 助かりました。