ズバリ、3万円~4万円台のものを選択すれば間違いありません。
機能的には各社大差はありませんので、あとは記録メディア(撮った写真をどんな記録媒体に保存するか)を選びましょう。
というのも、今は初心者だから何でもいいとお思いでしょうが、今後慣れてくるともうちょっといいもの(その頃には技術も進歩しているでしょうし)が欲しくなるものです。
そんなとき、それまで使っていた記録メディアをそのまま使えるデジカメが欲しくなるはずなんです。
私は先日デジカメを買い換えましたが、それまで使っていたデジカメの記録メディアであるスマートメディアを使えるデジカメなんて、今や売っていないんですよ。
泣く泣く、xDピクチャーカードの機種を購入しました。
オリンパスμ40ですが、これなんてオススメですね。
さて、画素数の違いですが、普通に写真(L版)で見る分には300万も500万も違いは分かりません。
写真は単色の四角形(ドット、又はピクセル)の集合体で、1枚の写真にその四角形がいくつ含まれるか、という数値です。
パソコンで見るときは、その四角形1個の大きさが一定なので、画素数が大きいほど大きな写真になります。
一方、写真サイズ(L版)は大きさが固定されているので、パソコンで大きかった写真は1個の四角形が小さく、逆にパソコンで小さかった写真は1個の四角形が大きくなります。
ミクロの目で見ればそういうことになりますが、要するに1個の四角形が小さい写真はキメ細かく、大きい写真は粗く見えるわけです。
ところが、0.01mmと0.001mmは10倍も差がありますが、人間の目で見たらどちらも一緒ですよね。
そのため、300万画素・500万画素の写真の優劣は、人間の目には識別できません。
しかし、大きく引き伸ばしたときに大きく差が出てきます。
A4サイズでは、300万がちょっと劣るかも、と感じ、A3にすると明らかな差を感じると思います。
とは言え、今出回っている一般的なデジカメのスペックは500万画素ですから、そんなに大きくしない場合でもきれいならきれいなほど良いでしょうから、500万画素にターゲットを絞って良いと思います。
最後に、光学ズームとデジタルズームについて。
光学ズームというのは、双眼鏡で遠くが近くに見えるもので、「本当に拡大できるもの」、
デジタルズームは大きい写真の一部を切り取る作業であって、「実は拡大していないもの」と理解してOKです。
例えば、遠くにあるものを写した場合、画素数が大きいほどパソコン上では大きく見えます。
パソコンの画面にあふれるほどの大きい構図の中に、被写体が小さく写っている状態です。
ここで、その被写体だけ切り抜いた、パソコンの画面に収まる大きさの写真を想像してみて下さい。
被写体の大きさは変わらないけど、周りの余計なものがなくなった小さい写真ができました。
では、もとの写真と切抜きをした写真をそれぞれ写真サイズにプリントしてみましょう。
すると、元の写真の被写体は小さく、切り抜いた写真の被写体は大きくなりますよね。
これが、デジタルズームです。
被写体を見た目上ズームできたわけですが、被写体自体を構成する四角形の数は変わっていないわけで、全体の構図の中の被写体の比率が大きくなっただけ、ということになります。
なので、デジタルズームの大小は無視してかまわない、と言えます。
お礼
回答ありがとうございました。 凄く丁寧で解りやすく教えて頂き感激です。 画素数や光学ズームの事良く解りました。 さっそくデジカメを買いに行こうと思います。