確かに・・いきなりごらんになっても何が面白いのか何が言いたいのか・・わけがわからないと思います。
というのは、タランティーノ監督は部類の日本映画ファン。(特に故・深作欣二を崇拝)この作品は日本映画が一番熱気があった30~35年前のやくざ映画・時代劇などのパロディを満載にしているのです。したがってこの映画を本当に楽しめるのは、4~50代でかつそういう映画を当時見まくっていた映画ファンのおじさん達でしょう。私はそういう30年前の日本映画大ファンですから「キルビル」を見ながら、「あの映画のパクリだ」とか「おお、懐かしい」とか面白く楽しめました。しかし・・言い換えればこれはタランティーノ個人の自己満足的な映画といえるでしょうね。血の噴出し方もすべて昔の日本映画にあった場面です。たとえばソフイというフランス人女性が腕を切り落とされ、血が吹き出るシーンは「仁義なき戦い」という映画にそのままのシーンがあります。ダンスフロアで足首をスパスパ切り落とすシーンは「子連れ狼」という映画に同じ場面があります。そういう作品なんです。
お礼
まとめてみなさんに御礼を言いたいと思います。 ありがとうございました。正直、みなさんの意見を聞くまではこの映画の意味が分からなかったと思います。 結局この監督さんの個性だったのですね。また日本好きだとは知りませんでした。 これからもよろしくお願いします。