地上デジタル放送を受信するには、UHFアンテナ
及び、受信用のチューナーまたはそれを内蔵したテレビが必要です。
デジタル放送対応テレビは、大抵ハイビジョンテレビですが、単体チューナーの場合は、接続するテレビがハイビジョンでなければ、ハイビジョン放送本来の高画質は得られませんが、従来のアナログ放送よりは1ランク上の画質が期待できます。
D端子がないテレビは、ただの箱ということはありません。
現在ご使用中の八木アンテナは、UHF用であればそのまま使用可能な場合もありますが、地域によっては、アナログ放送とデジタル放送の送信所が異なっている場合もあり、また使用するチャンネルによっては
受信不可能な場合もあります。
もう一点、地上デジタル放送は、従来のどのテレビ放送(地上アナログはもちろん、BSアナログ、BSデジタル放送)よりも、アンテナケーブルの影響をシビアに受けます。
私の住んでいる地域(近畿圏)も、昨年12月より
地上デジタル放送が開始されましたが、これまでNHK教育テレビだけが、どうしても受信できませんでした。
そこで、アンテナケーブルを、従来の5C-2Vから、BS/CS対応のものに交換したところ、正常に受信できました。
地上デジタル放送を受信なさるには、たとえアンテナが従来のものを流用できたとしても、アンテナケーブルだけは、新しいものと交換されることをおすすめします。
その際、必ずBS/CS対応と明記されているものをお選びになられることです。そして、テレビやチューナーのアンテナ端子との接続も、完全に行うこと、
少しでも接触不良があると、ブロックノイズが多く発生したり、ちょうど不良DVDメディアに録画したようなズタズタの映像、音声になってしまったりで、とても視聴に耐えられません。また、大抵のチューナー
テレビでは、最初のチャンネル設定は自動で行うことになっていますが、アンテナケーブル自体の不良、接触不良があると、本来受信可能な局が受信できなかったりします。