声優交代を行う際の後任声優の声質と選考方法について
声優交代を行う際の後任声優の声質と選考方法について質問です。
ドラえもんは2005年に実質的にリブートされましたが、この判断に至るまでに当時の声優・スタッフ・製作会社・テレビ局の4者協議を何度も行なったそうです。
声優・スタッフを総入れ替えするきっかけは2001年に大山のぶ代さん(当時68歳)が病気で手術をすることになり入院したことがきっかけで、大山さん側から降板の申し出があったそうです。
手術が成功し、病気も完治したためこの時は、スタッフの説得により大山さんの続投が決まりましたが、この出来事がきっかけでレギュラー声優陣が、「ドラえもんはこれから何十年も続く番組だから5人が元気な間に全員で綺麗に若い世代にバトンを託したい」と改めて打診したと言われています。
声優陣が数年前に降板の申し出をしたことを考慮し、放送25周年を迎えた2004年の5月に製作会社とテレビ側から声優と製作スタッフに交代の打診を行なったことが後に分かりましたが、大山さんを始めとする当時の声優陣は、声優交代を快諾したそうです。
しかし、交代を受け入れる条件を2つ提示したと言われていて、それを製作会社も受け入れたため、リニューアルが実現したと言われています。
旧声優陣の条件の1つ目は、後任声優(現在のキャスト)について、自分たちと似せた声にせず、キャラクターの心を掴んでそれを自分で表現できる人を選んで欲しいとの要望がされたそうです。そのため、前任者のモノマネをする人はオーディションで落選し、演技も声質も全く異なった人がキャスティングされたそうです。
2つ目の条件は、リニューアル後のドラえもんは、番組が1からスタートする形で新しいドラえもんを新しいチームで作っていって欲しいという条件だったそうです。
そのため、絵柄や主題歌なども一新されたと言われています。
①声優交代が行われる際、一般的に前任者の声に似た声優を起用する方法と、全く声質が異なる声優を起用することはどちらが良いことだと思いますか?
②ドラえもんの旧声優陣が提示したと言われている2つの条件をどう思いますか?