No.5のGoldenArrowです。
若干の補足追記をしておきます。
気象の放送と言うことでは次のようになっています。
1922(大正11)年12月4日
海洋気象台(神戸)から気象実況および暴風警報の無線放送を開始。
気象機関が気象専用無線を所有して初の放送
ここで初期の放送と言うのはこの時代気象通報は
音声ラジオ以外の無線による放送で主に船舶等に向けてA1電波すなわち
トンツートンツーのモールス信号による放送です。このトンツーによる
気象通報(JMC、など気象庁のトンツーによる放送)は2001年(平成13年2月1日)
を最後に廃止になった。(この無線送信業務はNTTが受託し行っていた)
現在も 音声によるものと、FAXによる船舶向けの
放送は残っています。
JMC以外にもトンツーによる放送を受け持っていた。無線局は有りましたが
省略します。
1928年 ( 昭和3年 )
官庁、新聞社などへ毎日午前6時の印刷天気図を
配布。駅などにも掲示。7月からはラジオによる天 気予報の発表を開始 (厳密な日の資料が見つかりま せんこの資料でNHKの放送は気象通報ではありま せん)
また、理科年表によると日本では1925年からラ ジオによる気象予報の開始と記載されています。
ですから私の持つ資料1928年7月
と言う資料も、
No.6のPuni2 氏の1927年4月と記載されたのもその資料の収集を
した原簿がそうなっていたかも知れません。と言うのもこれはNHKの
東京JOAK放送局の資料を見た場合と地方気象台に残る資料を参考にし
た場合の違いが有るように思いますが、いずれも気象予報、天気予報の
言葉は見付けても”気象通報”と言う言葉がラジオ放送で出てくるのは、第二次世界大戦の後です。
1941年 ( 昭和16年 ) 12月8日
太平洋戦争勃発により、気象報道管制施行。観測値、
天気予報は軍事機密となり、一般への発表禁止。となりました
(気象無線通報は全て暗号化)
1945年、昭和20年8月21日終戦により、気象通報管制解除される。
このとき以降に気象通報という言葉がNHKの放送に出現したのではないか。
それまでNHK ラジオでは、天気予報という言葉のみが存在して
いたと思います。
それで、権威有る、理科年表にはラジオによる気象予報の開始は1925年と
記載されているので、途中第二次世界大戦で気象予報の放送は中断されていたが、
気象予報と言うのは1925年からが正しいようです。
お礼
どうもありがとうございます。