Windows XPを動作させることは可能なスペックですが、購入はあまりおすすめできません。
その理由としては、
1.標準スペックでの価格は\41,790(税込)になっていますが、
その価格ではOSも入って無く、見せかけを安くする商法の典型です。
2.選択できるOSは同梱となっています。
メーカー製品ではOSがプレインストールで最初から入っているのが普通ですが、
これは、インストール作業もご自分でやらなければならない事を意味します。
3.選択できる各パーツについて
標準スペックで表示されているパーツは、メーカー名・製品名が書かれていません。 素性の知れないパーツが使われている可能性があります。
こういった自作に近い形態のパソコンの場合、提供している商品に自信のある
メーカー、ショップは使用しているパーツをできるだけ明らかにしようとします。
4.保証はパーツ単位ですので、故障が発生した場合はご自分で発生箇所を
見極める能力が要求されます。それが無理なら宅配便でパソコンを送り、
修理完了して送り返されるまで待つ事になります。
5.スペックを選択するBTO形式やショップブランドでは、わからないまま
選んでしまうと性能が低すぎてすぐに物足りなくなったり、逆に高望みしすぎた
結果、必要以上に高額になりすぎたりといった事が起こりやすくなります。
6.標準スペックではソフトは何も付属しません。
別購入するとかなり割高で、Windows XPとMicrosoft Officeだけでも数万円はし、
さらにソフトを買い足していくと家電店で売られているメーカー製品が
買えるほどになる事もあり得ます。
7.納期について
購入する商品やショップ、メーカーで時期はやや変わりますが、
購入申し込みが成立してから納期は約3週間前後としてきたりします。
この約3週間がポイントです。
最初から4週間(約1ヶ月)と知らせると納期が長すぎるのでキャンセルに
なる恐れがあるため、約3週間が何とか待たせられる期間です。
もし、納品が2週間で終わったなら「予定より早く来た」と好感度を与え、
1ヶ月になっても「少し遅いけれど仕方ない」と思わせることができます。
ところが、パーツの価格は日々変化しており基本的に同スペックだと
値下がりしていきます。
この期間を利用して原価をより安くし、利益を多く確保する商法もあります。
8.サポートについて
OSのインストールもご自分でやらなければなりませんから、
サポートはほぼ無いに等しいと思っていいでしょう。
機器の増設、交換は可能ですが、一度でも行うとショップの売った組み合わせから
外れるため、自己責任となります。
必要とする物がわかっていて買うのであれば問題ありませんが、
最初からサポートをあてにせず、必要なソフトも全て正規に所有している、
サポートは何でも自己責任で行える…といった人でないと、
難しい買い物になりそうです。