rucky2006 の回答履歴
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- 手袋を買いにの解釈
久しぶりに新見何吉の『手袋を買いに』を読みました。子どものときに読んだ印象とはかなり違っていました。もちろん、美しい日本語で素晴らしい作品にはかわりはありませんが。何点か疑問があります。 ・母狐が危険な人間のいる町に子狐をひとり(?)で お使いにいかせる。 ・その際、片手だけを人間の手にする。 ・帽子屋さんが手袋を売ってくれたことが、お金のチ ェックをして本物だったからであり、木の葉だった らどうなるかわからない。 無粋な質問だと思うのですが、みなさんの解釈をおうかがいしたいのです。 私としては最後の「人間って本当にいいものかしら」に集約されている気がしているのですが。狐母子も人として描かれていて(ある種の異端な存在としての)、ほのぼのとした母子のやりとりがメインだとは思うのですが、人間に対する懐疑的な視点(あたたかくはあるのですが)が示されているように感じました。 乱文で申し訳ありません。よろしくお願いします。