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- 空の境界「矛盾螺旋」のトリックがわかりません。
小説『空の境界』「矛盾螺旋」のマンションの階段のトリックが何度読んでもわかりません。 ・階段入口はエレベーターの横にある ・階段は螺旋状で、直角に曲がっていくタイプ ・幹也が1階分登ったつもりで2階分登ってしまうような、間違いやすい設計 ・「はじめから半階分余分に作ってあったんだろう。エレベーターが使用できるようになったのと同時に、下から押し上げたんだ。一階分増やすためじゃない。螺旋の出口をズラす為だ。そうすれば北と南が逆になる」(橙子談) ということなのですが、階段を単純にずらしただけでは1階の出口もずれることになり、住人に異常が露呈します。 1階の出口を固定したまま、1階から3階までの螺旋を半周分増やして、3階での出口を逆にしようとすると、3階に着くまでに2周していたのが2.5周することになり、曲がる回数が明らかに増えるため、やはり異常が露呈します。 1周で2階分登るような階段と仮定しても、3階までに1周していたのが1.5周になってしまうのは同じです。 またこの場合、3階以下の階段を圧縮してその上に半周分の階段を継ぎ足し、そのままではかみ合わないので、3階より上の階段を押し上げてさらに半周分階段を継ぎ足し、結果的に1周分の階段を挟み込むという方法になりますが、これだと「半階分余計に作ってあり、下から押し上げた」という記述と微妙に合いません。 色々考えましたが、どうやっても納得できません。どなたか教えてください。